昨日。午前6時58分。
僕は、山北駅のホームで朝焼けを見ていた。
ここを訪れるのは、約1ヶ月半ぶり。
前回は、雲海に癒やされた峠走を実施した。
最近、僕は、ランニング時の気力が薄れていて、ハードな練習がなかなかできていない。
平日夜明け前に、ゆったりのんびりと走っているだけ。
はてブロランナーの皆さんたちのように、目標を持って、きっちりとした練習ができておらず、恥ずかしい限り。
だから、1年の最後ぐらいは(?)まともな練習をしようと思った。
ということで、僕が唯一、自発的に真面目な練習ができる場所、山北峠走を行うことにしたのである。
峠走の素晴らしさについては、7年前のエントリーで書いた通り。
昨日は、フィニッシュ後の極楽地となる「さくらの湯」は休業中。
年末年始期間に伴い、「さくらの湯」が入っている山北健康福祉センターごと閉館になっているためだ。
ということで、以前ならば、峠走中の荷物預けに困るところであったが、今は大丈夫。
館外に、24h利用可能なロッカーができたからである。
ということで、僕は、ここで簡単な着替えを行い、荷物を預けて、やおら走り出した。
それにしても寒い。
夜明けの時刻は、一日の中で、最も寒い時間帯ではあるけれど、それを差し引いても、かなりの冷え込みだ。
中腹の気温は0℃。1ヶ月半前は14℃あったのになぁ…。
道理で寒いと感じるわけだ。しかも、時折吹きつけてくる北風が、これまた厳しい。
北国の皆さんにとっては、「甘い甘い」と言われそうだけれど、僕はどうにも寒さに弱いタチなので、身体に沁みた。
しかし、それでも、僕は何とか淡々と走り続けていく。傾斜はだんだんときつくなり…。
最高斜度の14%に到達。
このあたりになると、やっぱりどうにも走り続けられず、今回もまた、僕は歩いてしまった。
冷たい北風に心まで折れそうになったが、B.G.M.のクイーン音楽に救われて、何とか、歩いたり、走ったりしながら、上を目指し…。
山頂、希望の丘に到達!
雲がなければ、この場所からは富士山が綺麗に見える。ただ、最近の峠走では天気に恵まれず、なかなかそれを見ることができない。
今回こそは!と期待したのだけれど…。
ダメだったorz
裾野の部分だけ、うっすらと見えるような気もするが、やっぱりちょっと残念な情景だ。
僕は、来年の峠走では、素晴らしい富士山が見えることを祈りつつ、駆け下りた。
下りの最大斜度は15%。
僕は、長年、足柄峠を走っていて、大きな疑問を感じていることがひとつある。
道中の標識において、「上り」の最大表示は14%なのに、なぜか「下り」は15%となっていることだ。
「上り」と「下り」の最大斜度は、同じでなければ変じゃないか?
僕にはどうにもこの疑問が解けないので、もしも詳しい方がいらっしゃったら教えていただきたいw
と、そんな下らないことを考えながら、でも、重力任せに下って…。
24kmの足柄峠走、だん。
今回は、上りで結構歩いてしまったし、下りも、3分台が出せなかったので、ならしてみると、キロ6分を切るのがやっとのタイム。
数年前は、5分半を切っていたのになぁ…。
そう考えると、僕はちょっと寂しくなったが、日頃、たいした練習もしていないのだから、当たり前だとも言える。
来年は、もう少し頑張って練習して、峠走のタイムも上げていきたいと思う。