餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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タイムスリップ空間で極上餃子を!「80年代酒場 部室」に陶酔した夜

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神田駅から徒歩1分。

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僕は、ついに「部室」へ辿りついた。

昨年秋の「dancyu」餃子特集号を読んで以来、ずっと、行きたいと思っていた店。

なかなかタイミングが合わず、行けずにいたのだけれど、ようやく念願が叶った。

「部室」とは…?

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僕と同じ、dancyu餃子部員の安野さんが始めた餃子店のこと。

安野さんとは、2年半前のdancyuイベントでご一緒させていただいた縁がある。


dancyu2014年5月号

この特集に、dancyu餃子部員として直接関わることができた、最高のイベントだった。

あれから2年半…。

安野さんは、本業があるにも関わらず、餃子が好きすぎて、餃子店を作ってしまった。凄い。

それだけでも驚きなのに、その店は、単なる餃子店ではなかった。 

夢空間への階段を上ろう

「80年代酒場 部室」という店名だけでも、すでに魅力的なのだけれど、案内ボードを見ると、さらに心が躍ってくる。

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「ギョーザと角ハイと歌謡曲の店!!」「手仕込ギョーザ400円」「80年代ソングに浸る」

いやはや、なんとも魅力的。80年代が青春だった、僕のようなオッサン、それも、餃子好きにはたまらない。

店は、ビルの2Fにあるので、いざ、階段を上ろうとすると…。

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すでにここから、80年代空間は始まっていた。

なんとも懐かしいアイドルたち、歌謡曲たち。僕は、階段を上りながら、心が昂ぶっていたが、これはまだ序の口だった。

入店。そして、驚愕。

圧倒的なシングルレコードジャケット群!

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店内の壁一面に並ぶ、シングルレコードジャケット群。

今の若者たちには、「シングルレコード」といってもピンと来ないのではなかろうか。

しかし、80年代は、レコード盤が主流であり、そのジャケットは、売上を左右するとも言える、重要な「顔」と言えた。

それがずらっと並んでいるのだから、圧巻だ。

そのどれもこれもが懐かしくて感激なのだけれど、とりわけ…。

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松田聖子&中森明菜は、2列に並んで競演。

80年代を代表する2大アイドル。あの頃、聖子派と明菜派に分かれたことを思い出す。僕はどちらも大好きだったけれど。

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いやはや可愛かった渡辺満里奈。

「夕焼けニャンニャン」のオーディションに出てきた時の衝撃は、今でも忘れない。

見た瞬間、彼女は絶対にアイドルになる!と確信。実際、あっという間にアイドルになってしまったのだ。

ジャケット、そして壁に書かれている文字は、渡辺満里奈本人のサイン。そう、なんと、彼女がこの店に来店したというのだ。

素晴らしい。

店内には、80年代グッズが満載!

店内の情景で驚愕したのは、シングルジャケットだけではなかった。

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 おニャン子クラブのポスター。

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 若かりし頃のキョンキョン。渡辺美里。

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 懐かしの雑誌群。

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GORO!BOMB!

この時代の中森明菜は、超絶的に可愛かったなぁ…。

安野さんによれば、こういった雑誌群は、開店以来どんどん増えているとのこと。

定期的に訪れて確認、そして興奮したくなってしまった。

メニュー、そしてつまみの数々…。

この店は、80年代「酒場」なので、もちろん呑んだり食べたりできる。

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まずはビールを注文したあと…。

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 メニューを確認。

もちろん、「肉汁焼餃子」「肉汁大葉焼餃子」を注文した。餃子が好きすぎて店を作ってしまった安野さんが、8年間研究した味。

期待せずにはいられない。

餃子が焼き上がるまでの間、他のつまみも色々注文。

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 キムチ。

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 はんぺんバターステーキ。

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宮崎地鶏炭火焼き。

ちょっとした小品ではあるけれど、なんだか心が和むつまみの数々。悪くない。

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駄菓子は100円で食べ放題!だった。

そういえば、80年代は、駄菓子をよく食べたなぁ…などという感慨も浮かんできた。

そして。

 焼餃子が来たーーっ!

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 焼き色を見ただけで、美味しさが伝わってくるような餃子だ。

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野菜と肉のバランスがとれた、とってもジューシーな味わい。

下味がきちんとついているので、何もつけなくても、しっかり美味しい。

大葉焼餃子も注文。 

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見た目の緑で、大葉入りだとすぐにわかる。

食べてみると、しっかりと大葉の味が感じられる。僕は大葉が好きなので、これもたまらなかった。

80年代音楽、餃子好きには、超オススメ!

この店に入ると、誰もがタイムスリップするので、会話は、自然と、80年代の音楽やアイドルの話題になるように思う。

安野さんは、餃子を焼き、つまみやお酒などを準備しながら、そんな僕らの会話にも耳を傾けてくれている。

そして、会話に内容に合った、懐かしい音楽を流してくれる。

その気遣いが実に嬉しい。

もちろん、店内のジャケットにある曲は、なんでもリクエストし放題。

80年代の音楽、そして、餃子好きが集まる店…という共有点があるためか、僕らは、すぐに他のお客さんとも意気投合。

僕は、その日、仕事などのストレスで、本当に疲れていたのだけれど、それが吹っ飛ぶくらいの楽しさで、あっという間の3時間半。

いやはや最高に楽しく陶酔した夜だった。

仕事などの「現実世界」に疲れた時、また、寄りたくなる店。

ひとときのタイムスリップ、そして、美味しい餃子で、心を癒やしてもらおう。

そんな思いを抱かせてくれる、僕らの「部室」だ。

 

松田聖子と中森明菜 [増補版] 一九八〇年代の革命 (朝日文庫)

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