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雄大な火星×ユーモラスなマット・デイモン=「オデッセイ」が素晴らしい

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いやぁ、面白かった!
と、これだけ書いて終わりにしたいほど、文句なしの傑作。142分の長尺映画なのに、その長さを全く感じさせなかった。
実を言うと、鑑賞前、僕は少し勘違いしていた。ちょっと暗い話ではないかと思っていたのだ。
だってそうだろう。メインテーマは、たったひとりで火星に取り残されてしまった男の物語。その状況は過酷すぎる。
外気温:マイナス55℃。酸素:ほとんどなし。水:なし。通信手段:なし。食料:31日分。NASAの次の探査ミッションまで:4年。
救いようがない状況で、どう考えても詰んでいる。
「70億人が彼の還りを待っている」というキャッチコピーも、なんだかちょっと大仰すぎる気がして、馴染めなかった。
マット・デイモンは好きな俳優だし、SFファンとしては見ておくべきテーマの映画だと思ったのだけれど、どうにも気が乗らなかったのだ。
しかし、そもそも原作が暗い話ではなく、さらに、予告編の雰囲気や、公開早々見に行った人から、この話が「全く暗くない」「むしろ明るい」という評判を聞き、意を決して、一昨日鑑賞。
Odyssey1
どうせ見るなら…ということで、IMAX 3Dを選択。これが大正解だった。
大スクリーンの3D画面で見る、火星の情景は本当に素晴らしく、僕はそれに酔いまくった。いやぁ、これはまさに映画館で、ロードショーでこそ楽しむべき映画だ。
そして。
マット・デイモンの演技が素晴らしい!
どう考えても最悪な状況なのに、それを全く感じさせない。ポジティブで、ユーモラスで、本当に明るい。原作に沿ったキャラクターではあるが、これは実にハマリ役。
マット・デイモンは名優で、渋い演技もそつなくこなすけれど、この映画では、彼が持つやんちゃさ、子供っぽさがいかんなく発揮されている。
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされているが、それが納得の演技。
ネタばれになってしまうので、細かいことは書かないけれど、見ると、明るく元気になれる映画であることは間違いない。
超オススメ。

https://www.youtube.com/watch?v=KYHeFoBNtKo:MOVIE
映画『オデッセイ』オフィシャルサイト:

Odyssey2
Odyssey3


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