気がつけば、もう、大晦日。
本当ならば、1年の回顧エントリーを書きたいのだけれど、その前に、まだ書き残してしまっていたことがあった。
先週末に行われた、職場系ラン仲間との忘年会の話だ。
忘年会の話を、年が明けてから書くというのも、なんだか間が抜けているので、やっぱり今年のうちに書いておこう。
僕らのチームの忘年会は、毎年、所沢で実施されている。
毎年、年の瀬に所沢で行われるマラソン大会があり、その打ち上げも兼ねているのだ。
ただ、マラソン大会に出場するのは、メンバーのうち数名で、他のメンバーは、応援に入ったり、あるいは、忘年会に合わせて所沢に集まる形になっていた。
僕はその日、午前中別件があったので、応援には参加できず、直接所沢へ向かうことにした。
忘年会の開始時刻は、16時。
僕は、昼食を普通に食べてしまったため、ちょっと中途半端な開始時刻だ。その時間だと、まだお腹が空いていない可能性がある。
ならば…と、僕は思った。
所沢まで走って、お腹を空かせればいい。ロングランの練習にもなるし、電車代も浮く。
一石二鳥、いや、三鳥ではないか!
ということで、僕はランニングスタイルに着替えて出発。
電車で池袋まで出て、そこから所沢まで、走っていくことにした。
Googleマップによれば、池袋から所沢までは、25㎞。
徒歩で向かった場合、5時間14分かかると表示された。
僕が池袋に着いたのは、午後1時。徒歩だと、到着予定は午後6時過ぎになってしまう。
忘年会の開始時間は、午後4時だから、論外の遅延だ。
しかし、走っていくのならば。
25㎞を3時間で走ればいいので、キロあたり7分10秒ペース。
それならば、なんだか余裕のような気がした。
ということで、僕は意気揚々と走り始めた。
あまりスピードが乗らないなぁと思っていても、キロ6分半程度では走れていたので、信号待ちなどのロスを含めても、開始時間までには着けるだろう、大丈夫…と考えていた。
しかし、これが大甘だったのだ。
単純に、周回コースを25㎞という条件ならば、きっと間に合っていたと思う。
しかし、僕はあまりにも道を知らなかった。
よりどころは、Googleマップのみ。
最初は、大きな街道を走る指示が出ていたので、わかりやすかった。
しかし、途中から、ややこしい小道を選ばせる選択肢が増えてきて、いちいち細かく確認しながらでないと進めなくなった。
走りながら画面を確認するのは、とても危険なので、必然的にその時だけは一時停止することになるのだけれど、そうなると、当然、タイムロスが発生する。
信号待ちの間などを、できるだけ有効に使ってはいたが、後半は住宅街などに突入。信号も少なくなった。
「えっ、こんな道を選ばせるの?」というような選択肢も多々あって、大いに迷いながらのランになってしまった。
おまけに、数多くの分岐があるような場所では、マップ上での表示もわかりにくく、気がつくと、間違った選択をとっていた場合も、何回もあった。
そのたびに引き返して、また、地図を見直して…という操作で、タイムロスが重なり、僕はだんだん疲れてきた。
それでも何とか間に合うのではないかと思っていたのだけれど…。
新座市を過ぎたころから、ルートはさらに細かく複雑になり、分岐点ごとに確かめないと、前に進めない状態になってしまった。こうなると、もう、予定通りの進行は不可能だ。
結局…。
何とか走りきることはできたけれど、20分の遅刻。
走行距離も26㎞になっていたので、累計1㎞近く、間違った道を走ってしまったことになる。
僕は、店に着くなり、仲間たちに謝りまくった。
道中、スタート時刻に間に合いそうもないと分かった時点で、幹事には連絡を入れていたけれど、それでも、遅刻は遅刻だ。
しかし、ラン仲間たちは、そんな僕を、「池袋から走ってきたんだ!」「お疲れさま」といったような言葉で、温かく迎えてくれた。
僕は優しい仲間たちに感謝するとともに、大いに反省した。
そして、次回、知らない場所の飲み会に走って向かう際は、次の教訓をもって臨もうと決めた。
- Googleマップを過信せず、下調べをしっかりしておくこと
- 時間の余裕を十分すぎるほど、とっておくこと
まぁ、こんな機会が頻繁にあるとは思えないけれど…。
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