足柄峠走は、とにかく素晴らしい。
今回は、最高のラン仲間と一緒に走れたし、前週のリベンジも叶ったので、尚更そう思う。
足柄峠走の基点となる山北は、都内から行くにはちょっと不便な場所だけれど、着いてしまえば楽園だ。
昼からのスタートであれば、麓の「さくらの湯」で着替えをし、荷物をロッカーに預けたままで、走り出すことが可能*1。
そして、峠走が終われば、その「さくらの湯」で、ゆったり温泉を堪能できるのだ。これでたったの700円。いやはや、たまらない。
温泉に浸かったあとも、ゆったりとした座敷でくつろぐことができるし、いろいろな料理を注文することだってできる。
文句なし!と言いたいところなのだけれど、ひとつだけ惜しい点がある。
ここ「さくらの湯」は、健康施設の中に入っているため、アルコール類の提供が行われていないのだ。
温泉後にビールを飲めないというのは、なんとも惜しい。加えて、料理メニューの中に餃子もないというのが、実に残念。
しかし、今回は、友人と打ち上げを行うことに決めていたので、楽しみは、それまでお預けということにした。
ということで、帰りの小田急線を、向ヶ丘遊園で下車。
そのまま小田急に乗っていれば、新宿まで行くのだけれど、途中下車してでも寄る価値のある餃子店が存在していたからだ。
その名は、餃子舗「よしだ」。
この店を訪れるのは、今年3月の峠走以来だった。
今回の峠走前に、あの時のエントリーを読み直していたら、やっぱりまた、ここに行きたくなってしまった。
今回、僕に同行してくれたラン仲間も餃子好きだったので、その感動を共有してもらいたいと思ったからだ。
まずは、ビールで乾杯!
あぁ、やっぱりこれが飲みたかった!疲れた身体に染み渡る。
店内の情景、メニュー類も以前のまま。
カウンターのみで、あまりゆったりと落ち着ける感じはないが、でも、心が安らぐ店だ。
まずは、すぐに出てくるザーサイで場を繋ぐ。
塩味がとても効いていて、ビールが進む。お気に入りのメニューだ。
しばし、友人とラン談議に花を咲かせていたら…。
焼餃子が来たーーっ!
何度見ても惚れ惚れする、黄金色の焼き色。
具は、野菜中心で、生姜とニンニクが効いたパンチのある餃子だ。
峠走の疲れを癒すには最高。
水餃子もやって来た!
具は、焼餃子と同じものなのだけれど、水餃子にすると、もちもち感がアップして、これもまた素晴らしい。
絶品餃子2種の他に、レバニラ炒めも注文したので、峠走で失われたスタミナを補うには、十分すぎるほどだった。
しかし、この日、僕はもう少しラン談議と餃子に酔いしれたかったので、ハシゴを敢行することにした。
ということで、登戸周辺の餃子店をググって調べてみると、駅近くに餃子店があることを発見。
その名も「餃子でワッショイ」
餃子専門店…というよりは、「餃子も置いている居酒屋」と言ったほうが正しいのかもしれないが、餃子の種類もいろいろあるようなので、入ってみることにした。
入口には、「餃子暖簾」がかかっていた。
この暖簾、僕の家にも飾りたいなぁと、少し思いながら入店。
お通しのキャベツを食べながら、ドイツビールで乾杯。
メニューにはさまざまな種類の餃子が並んでいた。
ただ、僕らは、結構「よしだ」で食べていたし、あれ以上の味は望めそうもないから、まずは、ノーマルな餃子で様子見をすることにした。
焼餃子、到着!
焼き色といい、雰囲気といい、いかにも「冷凍ものを焼いてみました」風。
作りたて、包みたてを焼いてくれる「よしだ」とは、比較にならなかった。
ただ、ハードルをかなり下げて食べたせいか…。
味はそれほど悪くなかった。
ニラがたっぷり入った、これもまたスタミナがつきそうな餃子。
皮はちょっとイマイチだけれど、どちらかと言えば、僕の好きなタイプの餃子だった。
この店は、食べ放題メニューが売りのようで…。
餃子と生ビールなどが食べ飲み放題で、90分2,480円。
別途、餃子とライスだけなら、980円という食べ放題メニューもあった。
この日はもう余力がなかったけれど、お腹が空いている時であれば、選択肢としては悪くない店だと思う。
この日の僕らは、もう1品だけ。変わり種の山芋わさび餃子を注文。
凄いビジュアルで登場。
ノーマルな餃子の上に、ドカッと山芋とわさびがかかっているといった感じ。
ビジュアル的なインパクトはあるのだけれど、ちょっと、味が喧嘩してしまっているような感じだったので、個人的には微妙。
ただ、他の変わり種餃子で、まだ試してみたいものもあったし、大勢で来ればいろいろ楽しめると思う。
もしも、今後、集団で峠走を行う機会があれば、その打ち上げ店としては検討してみたい店だ。
*1:チケットは6時時間制になっていて、その時間内であれば、館外への外出もOK。