いやはや驚いた。
昨日。僕は、同僚からの情報でそれを知り、Webのニュースサイトを確認して唖然となった。
まさか。
TwitterなどのSNSなどはこの話題で持ちきりとなり、お笑い芸人のロンドンブーツ1号2号、田村淳氏が、ちょうど現場に居合わせたということで、大量のリツイートを集めていた。
泊まってるホテルの近くの道路が陥没したようです…ゲガ人がなくて良かったですが…被害が拡がらないか心配です。 pic.twitter.com/d4338ZTu4Z
— 田村淳 (@atsushilonboo) 2016年11月8日
その崩落状況は、動画で見ると、さらに衝撃だ。
まるでSF映画でのCG画像かと思えるような大陥没。
しかし、これはCGではなく、れっきとした事実なのだから、驚くほかない。
大陥没事故と言えば、1年前にも、ニューヨークのブルックリンで起きたばかり。
今回の大陥没は、そのスケールを大きく凌ぐものだ。
この時のエントリーにも書いたが、遙か昔、26年前(平成2年)の1月には、御徒町駅ガード下でも大陥没が発生している。
しかし、衝撃度から言えば、今回が一番大きいかもしれない。
何しろ、この時代に、博多駅前という市街地で、これほど大きく深い穴があくとは思ってもみなかったからだ。
原因は、地下鉄延伸工事の影響と言われているが、もしもそうであるならば、他の都市部でも、今後、同様の事故が発生するのではないかという気がして恐怖だ。
これだけ大きな陥没事故でありながら、現在までのところ、直接の被害者が出ていないことが、せめてもの救い。
陥没直前に、立入禁止などの措置が速やかに行われたことが奏功したようだが、それも、事故の発生が、夜明け前だったから何とか間に合ったのだと思う。
僕は、若い頃福岡に住んでいたし、今でも大好きな街で、毎年のように訪れているから、一応土地勘を持っている。
博多駅前2丁目と言えば、昼間は、人通りも車両も多い場所なので、タイミングによっては、大惨事になっていた可能性もある。
だから、事故発生が夜明け前の時刻で、本当に良かった。
…とはいえ、事故はまだ全く解決していない。
これは、今日未明の記事だけれど、都市機能は大きくダメージを受けており、回復には相当時間がかかる見込みだ。
ランナーとしては、今週末開催予定の福岡マラソンへの影響も気になった。
この陥没事故のちょうど1年前、2015年11月8日は、福岡マラソン2015の開催日であり、僕は、それに出走していた。
この時の感動は、今でも鮮明に覚えている。
福岡マラソンのスタート地点である天神と、陥没地点である博多駅前との距離は、約2.5km。
これを「2.5kmもある」と考えるのか、「2.5kmしかない」と考えるのは意見が分かれるところだろうけれど、ランナー的な感覚からすると、2.5kmは至近距離。
福岡マラソンは、天神スタート後、博多方面とは逆方向に向かうので、マラソンコース上は全く問題ない筈だが、これだけの大事故であるため、何らかの影響があるのでは…と危惧した。
しかし、今のところ、公式Webサイトにも何の告知もなく、どうやら通常通り開催されるようだ。
ただ、前述の通り、博多~天神は至近距離なので、マラソン前日などを博多で過ごす人も多い筈だ。実際、僕は昨年のレース出走時、博多駅前のホテルで宿泊している。
だから、今年、博多で宿泊予定のランナーにとっては気になるところだろう。
ただ、この事故に関しては、ランナーたちよりも、ビジネスなどへの影響の方が圧倒的に大きい。
博多の街、あの素晴らしい街が、1日も早く都市機能を回復できるよう、祈るばかりだ。