約2ヶ月前。僕はちょっと迷っていた。
東京マラソンのプレミアムメンバー継続について、頭を悩ませていたのだ。
「プレミアム」とは言っても名ばかりで、東京マラソンの抽選チャンスが3回に増える(先行、一般、2次抽選)以外のメリットは、殆どないというのが事実。
先行エントリーの倍率も10倍程度あるし、2次抽選のタイミングは、チャリティランナーの受付締切に間に合わない。
だから、今年は、プレミアムメンバーの年会費(4,320円)を貯金に回して、チャリティランナー(10万円以上の寄付金+参加費が必要)応募に焦点を絞ろうかと思っていたのだ。
しかし…。と、僕は思った。
ほんの僅かでも、プラスになるチャンスがあるならば、やっぱりそれを生かしたい、と思えてきた。
さらに、もうひとつ、プレミアムメンバー継続を決心した理由がある。
僕は今年、例によって、大阪・神戸と落選を重ねた。悪夢の、6年連続ダブル落選だ。
大阪も神戸も、例年より低い競争倍率であり、大阪は、連続落選枠、神戸は、年代別チャレンジ枠の対象者だったから、かなり「有利」な条件だった筈なのに、落選。運が悪いにもほどがある。
ここまで「マイナス」の結果が続いているならば、そろそろ、「プラス」に反転してもいい頃、という賭けに出ることにしたのだ。
プレミアムメンバーでの先行エントリーは、外れる可能性が高い。
けれど、そこでさらに「マイナス」の運を重ねれば、一般抽選で大逆転!という夢が叶うのではないか、という可能性に賭けた。
もちろん、これには何の根拠もないし、終わってみれば、今年は1年中マイナス運が続く年だった、という可能性もある。
しかし。
一昨年まで、僕は、このパターンで僕は東京マラソン出走権を得ていたので、もう1度だけ夢を追ってみることにした。
ということで、東京マラソンの先行エントリーが始まる前日、6月30日に、僕は再びプレミアムメンバー登録を実施。
翌7月1日。受付開始早々に申し込もうと思ったら…。
いきなり、こんなシステム障害が発生しており、出鼻を挫かれてしまった。
先着順ではないとわかっていても、皆、やっぱり、逸る気持ちは抑えられなかったのだろうし、それだけ大激戦だということなのだろう。
しかし、それも翌日には
回復し…。
エントリー、完了。
あとは、ただ、祈るだけだ。