餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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朝から餃子ラン!のススメ(その4:フィニッシュ!の感動が増幅する「龍門」の超絶餃子)

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(承前)

時刻は、午前11時半過ぎ。

走った距離は、47km超。日射しが高くなって気温も上がり、肉体的にも精神的にも厳しくなっていたが、もう、ゴールは近い。

僕は、ひたすら、ゴール地点の店を心に描きながら、足を進めて…。

着いた!

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その名は、「龍門」。

京急羽田線の大鳥居駅近くに、ひっそりと佇む、都内屈指の餃子名店だ。

お世辞にも、綺麗な外観ではないけれど、そんなことはどうでもいい。この店の餃子が、また食べられるという幸せで、僕は47kmランの疲れがとれる気がした。

いつもは、11時の開店直後から行列になっていることが多いのだけれど、幸いなことに、この日は誰も並んでいなかった。

入店。

暖簾をくぐった途端、無愛想な声で「餃子ライスしかできませんけど-。」という通達を受けた。

僕は、もともと餃子しか食べるつもりはなかったので、全く問題ない。

餃子、そしてビールを注文。「車は運転してないですね」「ライスはいらないんですね」と、抑揚のない声で聞かれたので、どちらも、「はい。」と答えた。

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餃子は6個で400円だが、大盛9個600円というものがある。

ここに入店してくるお客さんたちは、ほぼ、みな大盛を注文する。僕も、もちろん大盛を頼んだ。

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カウンター内には、店主のオジサンが1人だけ。

餃子包みから接客まで、全てを担当していたので、とても忙しそうだった。だから無愛想…なのかというと、そうではなく、餃子作りのおばあちゃんがいた頃から、同じような感じだった。

僕は慣れているので、全く問題ないが、初めての人はきっと戸惑うと思う。

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まずは、ビールで完走祝い。

いやはやこれが身体に染み渡った。それはそうだろう。何しろ47kmも走ってきたのだ。ビールが美味いに決まっている。

僕が、完走ビールに酔いしれている間、次々と客が入ってきて、カウンター席は全て埋まった。店主のオジサンは、客が入ってくるたびに、「餃子ライスしかできませんけど-。」を繰り返していた。

しかし、それで帰る客はいなかった。僕と同様、皆、餃子を求めてこの店に来ているからだ。

そして。

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 餃子来たーーーーっ。

いやぁ、もう、なんというか、そのビジュアルを見ただけで、僕は興奮した。

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どこから見ても惚れ惚れする。

今、こうやって書いていても、喉が鳴りそうになるほどだ。もちろん、味についても申し分なく、それは、以前に書いた時の感想、そのまま。

皮と具が、芸術的とも言えるバランスで両立している。皮は非常に薄皮で、裏は軽く包んであるだけなので、噛みしめたとたん、包みこまれた野菜の旨味が溢れ出してくる。

カリカリ、ふわふわ、そしてザクザク。三位一体の感覚が、口の中で混じり合って、想像を絶するハーモニーを醸し出す。 いやはや旨い。旨すぎる。これは、この店でしか味わえない唯一無二の味だ。

旅と餃子の素敵な関係〜羽田空港を利用するなら!篇(「龍門」) - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

そう、まさに、唯一無二。

この日の餃子も、野菜の旨味、甘みが溢れ出していて、超絶的に美味しかった。

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箸で持つと、すぐに薄皮が崩れていく。

しかし、それでいい。その「ほろほろ感」こそがまさにこの店の餃子の魅力だからだ。

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あまりにも美味しかったので、もう1人前注文w

久しぶりに訪れた龍門だったが、やっぱり素晴らしかった。僕的には、東池袋の東亭と並んで、東京ナンバーワンの餃子店。

大鳥居まで遠征する価値、走ってくる意味は十分にあった。

餃子好きならば、絶対に1度は訪れて欲しい店だ。


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