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非現実的な面白さ…に浸りきれなかった「カリフォルニア・ダウン」

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世間一般的には、5連休という人が多かったシルバーウィーク。
僕の場合も、公式的には連休だった筈なのだけれど、飛び石での休日出勤を余儀なくされたため、遠出をすることはできなかった。
だから、その分、退屈な日常から逃避したいと思い、この映画を見に行くことにした。

カリフォルニア・ダウン」だ。
僕は、SFパニック映画、地球滅亡系のディザスタージャンルが好きで、これまで沢山の映画を見ている。
インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」「アイ・アム・レジェンド」「28週後…。」「2012」ワールド・ウォーZ」など、数多くの作品を鑑賞してきた。
だから、この映画についても楽しみにしていたのだ。
本来、日本では5月に公開される予定だったところが、9月まで延期になったり、オフィシャルサイトや告知ポスターに「本作には地震津波のシーンが含まれています」という注意が書かれていることから、相当なスケールの映画であることは想像できた。
ただ、テーマとしては家族愛がメインのようだったし、非現実的な設定のSF映画には慣れていたので、地震津波のシーンが凄かろうが、割り切って楽しめると思っていた。
…が。その予想は、悪い意味で裏切られてしまった。
以下は、ネタバレになりそうなので、スルー推奨だけれど、ネタというか何というか、ただただ全篇が地震津波だらけの映画なので、「ネタバレ」も何もないような気がする。
いや。決してつまらなかったわけじゃない。2時間のストーリーは、息をつかせぬもので、僕は、見ている間は時間を忘れた。
ところが、映画が終わって、何だかどっと疲れてしまった。津波のシーンが凄すぎて、そして、それを見るたびに、どうしても、「あの」大震災を思い起こしてしまい、映画の非現実感には浸れなかったのだ。
とにかく、地震地震地震の連続。そして、押し寄せる津波津波津波。注意書きにあるような「含まれています」のレベルじゃない。これでもかこれでもかと言わんばかりに、次から次へと発生し、しかもだんだんスケールが大きくなっていくのだからハンパじゃない。
決して後味が悪いわけではなく、家族愛的には感動的な物語でもある「筈」なのだけれど、どうにも僕はのめり込めなかった。
ただ、主人公の関係者だけが、なぜか何でもご都合主義的にうまくいく展開が、どうにもこうにも釈然とせず、違和感が残ってしまった。
うーん。


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