このイベントでは、餃子の潜在能力、凄さをあらためて実感した。
完全食であり、ダイエットにもなり、マラソンの補給食としても有効。それだけでも十分驚きだが、ここまでは僕も全く同感だし、理解できている範疇だった。
しかし、続いて塚田さんから発表されたこのテーマには、意表をつかれた。
えっ…。まさか、餃子が少子化対策にまでなるのか…?と、驚いたところで、僕は、昨日のエントリーを書き終えた。
で、その答?はいったい何だったかというと…。
おぉ。
再び会場がどよめいた。一部では、拍手まで起きていたような気がする。
このパネルについて、塚田さんは、細かい説明をされなかったし、下世話になりそうなので僕も書かないけれど、百聞は一見に如かず。いやはや凄い発見だ。まさか餃子という文字にこんな秘密が隠されていた(?)とはなぁ…。
このイベントは、単に美味しい餃子を食べ比べるだけの会じゃない。こういった遊び心で、餃子ファンを大いに楽しませてくれる。塚田さんは、本当に餃界のエンターテイナーだなぁと思う。
そして、その博識、エンターテイナーぶりは、まだまだ続く。
餃子が金運アップにも繋がるというのだ。
餃子の形は、中国の古い貨幣である馬蹄銀に似せて作られたという話や、西太后の逸話などをご紹介いただいた。
さらに。
餃子は、既に2,000億円市場であるという発表にも驚いた。
ただ、一口に2,000億と言っても、その規模がイメージつかないだろうということで、具体的な比較市場まで用意していただいていた。流石。
その市場とは、なんと…。
妖怪ウオッチ関連市場だった。
ここで、餃子とも食べ物とも全く関係がない市場、しかし、誰もがその凄さを想像しやすい巨大市場を比較に出すという感覚、センスが素晴らしい。
僕は、餃子プレゼンかくあるべしと唸った。まさに、塚田さんにしか構築できない餃子の世界だと思う。
そんな塚田さんのトークは、ますます冴え渡る。
ついには、日本を飛び出して、世界における餃子の話になった。
そもそも、英語で餃子は…?
皆さんはおわかりだろうか。英和辞書には、よく「dumpling」などと書いてあるが、あれは水餃子をイメージしており、日本で一般的な焼餃子とは異なると塚田さんは述べられた。
では、いったい何なのか。あえて言うなら…
Potstickersだろうとのこと。
ただ、これは中国式の焼餃子である「鍋貼」を直訳しただけのことであり、「春巻」をspring rollと呼ぶような、無理矢理英訳だ。
日本の一般的な焼餃子は、日本固有のもので、それに対応する英語はない。これが塚田さんの持論であり、僕も全く同感。
東京餃子通信の英語版でも、それは明確に示されている。
ブログタイトルは、「Tokyo Gyoza Guide」。
そう、あくまで餃子は餃子なのだ。素晴らしい。
そんな塚田さんは、中国北京に「東京餃子通信」のTシャツを着て訪れた際、屋台のお姉さんに、「トンジンチャオズ(東京餃子)」と呼びかけられたとのこと。
まさに、ワールドワイドな餃界人、塚田さんならではのエピソードだろう。
「マツコにも教えなかった餃子の世界」トークはここで終わったが、まだまだ、塚田さんの餃子話は尽きなかった。
その後に続いたトークテーマは…。
東京で食べられる旨い餃子!
1,000軒以上の餃子を食べ歩いた塚田さんが厳選した、とっておきの餃子店情報だ。
ワクワクせずにはいられない。
(以下、続く。)
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