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「ミステリマガジン」2014年9月号 《カーと密室》

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密室。
この言葉には、強いミステリの香りがする。
ミステリ専用用語というわけではないのだけれど、「密室」の下に熟語を繋げる場合、「密室殺人」とか「密室犯罪」という言葉しか出てこない人が多いのではなかろうか。
僕は、これまであまり多くのミステリを読んできてはいないが、その中で、一番好きなジャンルをあげるとしたら、「密室」ものになる。
密室環境で行われた、一見不可能と思われる犯罪。それが解き明かされる瞬間のドキドキ感がたまらない。
だから。今月号のミステリマガジンは、とても魅力的な特集だった。


ミステリマガジン2014年9月号:ハヤカワ・オンライン:

カーと密室。
密室好きと書いていながら、僕はまだ、ジョン・ディクスン・カーの長編を読んだことがなかった。だから、今月号の特集で、いかにカーが、不可能犯罪、密室犯罪に関して凄い作家であるかを知り、未読の恥ずかしさを痛感している。
まず、何としても、密室ミステリの最高峰とも言われる「三つの棺」だけは、すぐにでも読まなければなぁ…と思った。
Lautrec
密室物、ということで、久しぶりにこの作品も読み返してみたくなった。
いやはや、これを最初に読んだ時は、本当に驚いた。読み進んでいくうち、これじゃぁ、どう考えても犯人がいないじゃないか。あり得ない。と思っていたところでの大逆転。
まさに、筒井先生しか考えつかない、前人未踏、超絶のトリック。
本格密室もの、とは少し違うかもしれないけれど、クローズドサークルで起きた殺人事件。まさかこんな手があるのかと、唸ったことを思い出す。
いやはや、面白かったなぁ。
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