餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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「読書」の極意と掟セミナー&「奔馬菌」朗読イベントを最前列で聴講!

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昨日、久しぶりに東京国際ブックフェアへ出かけた。
20140705_TSUTSUI Event 1
以前は、毎年参加していたイベントだった。
まだ、世間にインターネットなどというものが根付いていない、出版物全盛の時代。その頃、僕の勤務先はブース出展もしていたため、仕事として、あるいは別途プライベートでも出かけて、大いに盛りあがっていたことを思い出す。

しかし、最近はすっかりご無沙汰になっていた。今年、久しぶりに出かけようと思ったのは、このイベントが開催されるからだった。


専門セミナー詳細 - Tokyo International Book Fair:

僕が心から尊敬し、敬愛する筒井康隆先生による講演、そして、さらには新作の朗読までしてくださるとなれば、これはたまらない。
土曜日は慢性的にサービス出勤状況になっているし、サロマ開け初の週末なので、仕事も溜まっていたけれど、このイベントだけは譲れなかった。事前の調整、根回しを十分に行って休日を取得。万難を排して出かけることを決意した。
そして昨日。朝11時。僕は、筒井先生の非公認FCである「筒井康隆症候群」のメンバーと待ち合わせをして、会場へ向かった。待ち合わせしたメンバーは、名古屋、そして大阪からの遠征だ。
僕も、大阪イベントの際は可能な限り駆けつけるので、ツツイストにとっては、距離の壁などないと言っていい。
当初の予定では、東京餃子でランチでもして、開演1時間前の13時頃に会場へ向かう予定だった。ところが、東京国際ブックフェアの事務局からこんなメールを受け取って、状況は一変。

< 重要なお知らせ >
今回お申込が殺到し、会場の定員を大きく超えたため、急きょ第2会場(生中継会場)を増設いたしました。当日はお越しいただいた方から順に第1会場(1階レセプションホール)にご案内させていただき、第1会場が満杯になり次第、第2会場(生中継会場)にご案内をさせていただきます。

うわ。
他ならぬ筒井先生のセミナーイベントだから、ある程度の混雑は想定していたけれど、まさかここまでとは。折角、イベントに参加するのに、筒井先生の姿が生で見られず、ライブ中継観戦になったら哀しい。
ランチ案は棄却。僕たちの意見は一致し、会場3時間前に集合し、向かうことに決めた。ということで、集合後、まずは、東京国際ブックフェアの本会場で受付を済ませ、それから、イベント会場である会議棟へ向かった。
時刻は11時20分過ぎ。開演までは2時間半以上ある。流石に誰もいないだろうと思っていたのだけれど…。
20140705_TSUTSUI Event 2
なんと、既に10人近くの人が並んでいるではないか!
これは一大事だ。まだまだ席に余裕があるとはいえ、どうせ聴講するのならば、できるだけいい席で見たい。ということで、ここでも僕らの意見は一致し、すぐに並び始めることにした。
その後、受付開始まで2時間弱。長い、長い時間だったけれど、そこはツツイスト仲間同士。さまざまな話で盛りあがり、気がつけば、いつしか時刻は13時を過ぎていた。
その頃には、行列は延々と延びており、
20140705_TSUTSUI Event 3
既に500人以上が並んでいたと思う。
当初の予定で、ゆったり13時頃に向かっていたら、パブリックビューは免れたとしても、相当後ろの席になっていた筈。大行列を見て唖然とし、痛恨の思いを抱いていたに違いない。早くから並んでいて、本当に良かった。
開場後、列の順番通りに進んだ僕らは、整然と前へ、前へ、と向かい…。
20140705_TSUTSUI Event 4
結果、最前列の超特等席をゲット!!
これは、開演前に席からiPhoneで撮ったものだが、何とも近い!先生と目が合う距離だし、行こうと思えば数歩で演台まで向かえる最上級の席だ。
実際、講演中に目が合って、先生が微笑んでくださったような気がしたのだけれど、それは単に僕が自意識過剰なだけれだろう。
講演中は、一切の撮影・録音が禁止なので自粛せざるを得なかったけれど、何とも写真で撮りたかったなぁと思った。
講演の内容は、もちろん素晴らしいものだった。1時間10分のうち、30分が演題である「読書」の極意と掟についてのお話。そして、後半40分が今年発表された新作短編「奔馬菌」の朗読だった。
セミナーの内容については、頷きながら聞き入ったが、メモを取りきれなかったため、細かく書くことができない。
しかし、そこはいつもながら、id:flow2005さんが完璧に書き起こしてくださっているので、興味のある方は、そちらをご覧いただければと思う。
奔馬菌」の朗読については、爆笑の連続。いやぁ面白かった。まさに東京「国際」ブックフェアに相応しい演目。そのストーリーが素晴らしいのは言うまでもないけれど、抑揚や、間のとりかたなどが絶妙で、あっという間の、夢のような40分だった。
あぁ、本当に素晴らしい、最高のイベントだったなぁ。そんなイベントを、極上の席で聴講することができ、今でも僕はその興奮から醒めやらない。
この秋、9月14日には、「SFの国」イベントでも筒井先生の朗読会が企画されている。この時の朗読作品には、発表直後から各所で話題騒然となった、新作「ペニスに命中」が選ばれたと告知され、僕はいてもたってもいられなくなった。
この朗読会は、定員がたった150人で抽選制。昨日のセミナーには、なんと3,500名(!)もの登録があったというから、そう考えると、超狭き門だ。
しかし、行きたい、何としても行きたいなぁ…。
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