すべてがうまくいった気がした。
事前の準備は万全。3月は過去最高に走り込めたし、先週の10Kレースで、苦手なスピード練習も出来た。餃子ローディングを実施し、前日には酸素カプセルにも入れた。
これまでは、大会前に何らかの不安やアクシデントがあるのが常だったので、順調すぎて恐くなるほどだった。
加えて、申し分のない気象条件。
スタート時の気温は7.3度。その後も気温は殆ど上がらなかった。スタートまでは、わずかに肌寒い感じもあったが、マラソンにはそれが最適。実際、レース中は、寒さ暑さを感じることなく、風も殆どなく、本当に気持ち良く走れた。
これで自己ベストが出せなければ嘘だ。自分にそう言い聞かせながら走った。
最初の5kmは、例によってスタート大渋滞にかかり、26分台。その後の5kmも25分台と、少し足が重たい感じだったのだけれど、10kmを過ぎてからは、スピードが乗ってきた。尻上がりにラップを上げられ、20km以降は23分台をキープ。
結果、ネットタイム(プライベートタイム)で3時間20分切りを達成!
東京マラソンのタイムから、なんと4分も短縮することができた。嬉しい。メチャメチャ嬉しい。
30kmを過ぎたあたりで、自己ベストはいける!と思い走っていたが、まさか3時間20分を切れるとは思っていなかったので、望外の幸せだ。
最後までスタミナ切れを全く感じなかったのは、間違いなく、走り込み&餃子ローディング効果だと思っている。
「走った距離は裏切らない」という野口みずきの名言を、あらためて思い出すとともに、「食べた餃子は裏切らない」ことも特筆しておきたいw
以下は、当日のフォトレポートをつらつらと。
2年ぶりに乗った、かすみがうらマラソン号。
年間で、この日だけのために走る特別快速電車だ。快速といっても、スピードがとても遅く、乗車時間は各駅停車とほぼ変わらない。
ただ、520円の指定席券代を払うだけで、ゆったりとした座席が確保されるので、レースの日には重宝する。
車両は、常磐線でよく使われるE653系K308と呼ばれるもののようで、特段目新しさはない。
「かすみがうらマラソン号」などの看板がついているわけでもないから、写真を撮ったところで、何のことやらよくわからないのだけれど、それでも記念撮影したくなってしまう。
そういったことを考えるのは、僕だけではなく…。
車内は、綺麗でゆったりしていて、とても快適。もちろんランナーだらけだった。
駅の構内から、既に歓迎ムードが漂っている。去年は外が大雨だったので、このコンコース内が着替えゾーンになってしまい、ごった返していたが、今年は流石に落ち着いていた。
駅から会場までの道程は、ランナー大渋滞となっていたが、それでも10分程度で到着。駅からバスを使わなければいけないレースも多いので、この近さはありがたい。
会場内のグラウンド。主に、青空着替えとトイレゾーン用に使われていた。
長蛇の列は、マラソン大会恒例のトイレ行列。いやはやもの凄かった。それなりに数は用意されていたが、参加人数に比すると、まだまだ少ない気がする。
去年は、大雨で地面が泥田のようになってしまい、悲惨なことになっていたが、今年はその心配がなく、ホッとした。
出店エリア。
色々と美味しそうなものが並んでいたが、レース前はもちろん食べられず、レース後は寄るのを忘れてしまった。
スタート5分前。
例によって、レース時専用の防水カメラで撮影。ただ、記録を狙っていたため、写真はここまで。あとは、レースに専念することにした。
レースの記憶は、楽しかった、の一言。とにかく応援が素晴らしい。沿道の人数から言えば、東京マラソンの方が圧倒的に多いが、ランナーにかけられる暖かい言葉の数々は、このレースの方が多かった気がする。私設エイドの多さにも感激。
黒は好きな色なので、最初に見た時はとても嬉しかったが、デザインはちょっと微妙だった。お洒落に思う人もいるのかもしれないが、個人的には、もっとわかりやすい、マラソンレースっぽいデザインが好きだ。参加賞は、フィニッシュ後に受け取るのだけれど、写真左のエコバッグに入っており、その後、次々もらえるアイテムをどんどん入れておくことができた。
レースによっては、アイテムだらけで持ちきれなくなることもあるので、これは嬉しい配慮だった。
Tシャツのデザインこそイマイチだったが、レース自体はとても満足している。好きなレースで相性もいいので、来年も必ず参加するつもりだ。
ただ、懸念がひとつ。グラウンドや運動場がメインになっているため、昨年のように、雨が降ると一気に不便で悲惨な大会となってしまう。
ただ好天を願うばかり。
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