餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

先着も抽選も悩ましい、マラソン大会の「エントリー」予選(その1:北海道マラソンの変貌に思うこと)

スポンサーリンク

危ないところだった。
まさか、北海道マラソンが、わずか半日で定員になるなんて、思ってもいなかったからだ。
僕は、発売開始日である4月7日の夜、餃子三昧の宴に参加していたため、帰宅後にゆっくり…なんて思っていたら締切だったことになる。その前に、エントリーを完了できて、本当によかった。
実際、もともとは、翌8日の未明、夜明けランの前あたりにゆったり申し込むつもりだった。
しかし、Twitterのフォロワーの方が、僕に送ってくださったエントリー開催告知のMentionsを見て、「ちょっと急いだ方がいいかも」と思いたった。
移動中に、iPhoneでちゃちゃっとエントリー。何とかそれで救われた。


ホーム | 2014北海道マラソン:

北海道マラソンは、僕にとって、夏の大目標。
このレースがあるから、夏場の暑い時期でもランニングのモチベーションを保てる。とても重要なレースだ。
僕は、ここ3年連続して出場しており、今年ももちろん参加するつもりだったので、もしも間に合わなかったら…と思ったら、ぞっとした。
例年はもっとゆったりで大丈夫だったよなぁ?と思い、ちょっと調べてみると、一昨年はエントリー開始から締切までに4日間、昨年は1日間だったようだ。
おぉ。昨年も1日しかなかったのか。この加速度を考えれば、今年は当然急がなければなからなかったことになる。来年は数時間で終わってしまうのではなかろうか。
それにしても…と、僕は思う。
北海道マラソンは、真夏の炎天下で行われる過酷なレースで、かつては制限時間4時間以内という、厳しい条件があった。
5時間以内に緩和されても、証明書などを送る必要があり、基本的にストイックな大会だった。
そして僕は、そういったストイックさも、このレースの魅力だと感じていた。
それが、いつしか証明書不要になり、正午スタートが朝9時に変わり、大通公園発着にコースが変更になり…と、だんだんストイックさが薄れてきた。それが非常に残念だ。
「誰でも楽しく走れそう」的な大会*1になったことで、一気に参加者が増えたのだろう。
運営側としてはホクホクなのかもしれないが、僕の気持ちは少し冷めてきた。
ちょっと釈然としないのは、通常エントリーは締切になったものの、こういった「エントリー権つきのパックツアープラン」が、まだ売れ残っていること。
いったいどれだけのエントリー権を流しているのか知らないけれど、商業主義の匂いがぷんぷんして、嫌気がさす。
北海道マラソンに限ったことではないけれど、マラソン大会のエントリー競争が過酷になればなるほど、参加者の足元をみて、こういったハイエナビジネスがまかり通っていくのだろうなぁ…。
陸連登録者のスタートブロック優遇措置もなくなってしまったし、僕にとって、北海道マラソンは、だんだん魅力が薄い大会になってきた。
これ以上、何らかの(僕にとっての)改悪があり、それでますますエントリー競争が過酷になるなら、ちょっと来年は出走を見送るかもしれない。
Twitter Button from twitbuttons.com

*1:41km地点の5時間関門は厳しいし、コースも、華やかなのはスタートとゴールだけで、途中の新川通は実に単調だから、宣伝のイメージよりもレースは過酷。


マラソン・ジョギングランキングへ