餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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至上の僥倖ずくめだった「筒井康隆さんへの質問状」懇親会(後編)

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(承前)
懇親会での席の配置は、このようなものだった。

「筒井康隆症候群」のメンバーである、かんぱちさん、ジョナさん、鯖雄さん、ぼく。そして、ジョナさんの友人というメンバーで固まっていた。
ここから遠巻きに、筒井康隆先生の姿を拝見させていただきながら、作品の魅力などについて花を咲かせていた。どんなに久しぶりだろうと、空白の時間を超えて楽しめる、盛り上がれるのが、ツツイスト同士の宴。僕らは心からその喜びを噛みしめていた。
懇親会開始から1時間ぐらい経った頃だろうか。そんな症候群メンバーたちに、奇跡が舞い降りた。
な、な、なんと、筒井康隆先生が、「ここ空いてるじゃないか」というような台詞を仰りながら、僕らの席の間に入って、座って下さったのだ。僕にとっては、夢のような場所に。

おぉ、おぉ、おぉ!
子供の頃から憧れ続け、あらゆる作品を貪り読み、全てを尊敬している筒井康隆先生が、僕の隣にいらっしゃる!
今こうやって書いていても、興奮が甦ってくる。僕は、あの時の興奮を一生忘れないだろう。
なぜ僕の隣が空いていたかというと、ちょうどそのとき、ジョナさんの友人がトイレで離席していたため。僕ら症候群メンバーは、ジョナさんの友人に本当に感謝した。彼が離席していなかったら、こんな奇跡は起きなかっただろうからだ。
かんぱちさんによって、失神男と名付けられていた彼は、トイレから戻るなり目を丸くしていた。筒井先生は、「あぁ、君の席だったのか」というようなことを仰り、一瞬、席を移ろうかというそぶりも見せられたが、いやいやいやいやとんでもない、という皆の雰囲気で、そのままその席に座って下さった。
失神男さんも筒井先生の斜め向かいに詰めて座ったことで事なきを得、僕らは、夢のような会話を堪能させていただいた。
筒井先生は、僕らのくだらない質問にも、非常に丁寧に答えてくださり、話を合わせてくださった。
僕は、「(筒井先生の出演されている)ビーバップ!ハイヒールが東京では見られなくて、とても残念です。」ということを話したところ、先生は、「僕の家に、あの収録DVDやらが大量に送られてきている。なんならあげようか」と仰って下さった。
もちろんいただくわけにはいかないが、そんな言葉を交わさせていただけただけで、本当に幸せだった。
僕ら症候群メンバーからも、筒井先生に小さなサプライズを用意していた。懇親会に参加させていただくお礼として、プレゼントの品を購入したのだ。それは、焼酎好きの筒井先生に向けた、かんぱちさん渾身セレクトの『七古(ななこ)』という芋焼酎
年間3000本限定生産のプレミアム焼酎で、懇親会が始まるや、筒井先生にこれをお渡しするタイミングを計っていたのだけれど、僕らの席に先生が入って下さったことで、非常に渡しやすくなった。
ということで、かんぱちさんから筒井先生へ手渡し。先生が目を細めて、「おぉ、ななこか」と仰りながら大いに喜んで下さったのが本当に印象的で、最高に嬉しかった。
それから後も、さまざまな話をさせていただいたのだけれど、ここにはとても書き切れない。
途中、僕の向かいに座るかんぱちさんが「先生と壱蔵さん、一緒に写真をとらせていただいていいですか」と先生にお話して下さった。
僕は、かんぱちさんの気遣いに感謝し、興奮したが、先生は、「いやいや、今日は酔っているので、写真は勘弁」とのことだった。
かんぱちさん、黙って撮ってくれれば僕と先生とのツーショットが残ったのにぃw、という気もしたのだけれど、それは先生にも失礼になるだろうし、隣に座っていただけただけで、至上の幸福。それ以上の幸福を望んだら、ばちが当たる。
あの日あの時、筒井先生が僕の隣に座って下さり、会話できたというだけで、僕にとっては過分すぎる幸せだから。
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