心配なのは、雨だった。
レース数日前までの天気予報では、当日雨とのことだったので、未舗装区間がグチャグチャになるのを懸念していた。
去年は、前日の雨で、草地がぬかるみまくっていたのだけれど、今年は全く問題なかった。
今年から、ナンバーカードが事前送付されるようになったため、受付なしで済むようになったのはありがたい。ナンバーカードも家から装着してこられるし、実に楽。全ての大会で、こうなってもらいたいところ。
参加賞引換所。
大会オリジナル帽子、明治ランナー完走セットと赤字で書かれているので、これらが参加賞だと錯覚してしまうが、そうではなく、これは、別途申し込んだ人のオプション。
肝心の参加賞は、ちょっと…。まぁ、後述しよう。
手荷物預かり所。
機能的に行われているように思えたけれど、それは早く着いたせいかもしれない。レース直前は、混乱もあったようだ。
給水所。
レース前に、スポーツドリンクが自由に飲めるのはありがたい。こういった大会は、それほど多くないと思う。レース中のみならず、ランナーのエイドに関しては、実に充実している大会だった。
スタート5分前。
主催者側では、この寸前まで、ランナーをどんどん受け入れていた。参加者も何だか気楽に列へ。1万人規模の大会にしては、何となくローカル大会っぽく、とてものんびりした印象を受けた。
スタート直前の気温は10度。天候は曇り。ほぼ無風。予報はいい意味で裏切られ、むしろ絶好のマラソン日和となった。
コースは、河川敷なので非常に単調。東京と比べると、その落差に驚くほど。レース名に「City」という名前がついているけれど、いったいどこがシティなのかと問い質したい。
今年は、コースの途中でスカイツリーが見えた!のが収穫。
去年は小雨交じりの深い曇天で、殆ど見えなかったからだ。スカイツリーは、この大会の数少ない目玉だけれど、それを売りにしていながら、「板橋」シティという名前には違和感。そもそも、板橋区なんて、スタート地点だけじゃないか。
延々と荒川の河川敷を走るだけのレースなのだから、個人的には、旧名称である「荒川市民マラソン」の方が、しっくりくる印象。
単調なコースを救ってくれるのは、充実したエイド。
15カ所もある上、全てのエイドにレーズンがあり、レース前半からバナナやパンも支給。これは非常に心強い。さらに…。
30km地点では金芽米のおにぎりが支給。
35km地点では、名物のシャーベットステーションが待っていた。
一瞬立ち寄ろうかと思ったのだけれど、僕は、この時点でサブ3.5がちょっとギリギリの状態だったため、断腸の思いで見送り。
ただ、走りながら食べているランナーも沢山いたし、写真を撮っているぐらいなら*1、シャーベットをとって食べることも出来たのではないかと、ちょっと後悔している。
ゴール!
タイムは、グロスタイムで3時間28分12秒。ネットでは、28分を切って、何とかサブ3.5達成!
ただ、東京で出した自己ベストには、僅かながら届かなかった。最高のレース条件だっただけに、もう少しタイムを縮められたような気もする。心配していた未舗装区間も、単調なコースでの適度なアクセントになって、むしろ良かった。だから、ちょっとだけ痛恨。
参加賞のスポーツタオル。
参加費6,000円もとる大会にしては、実に寂しい。いくらエイドが充実しているとはいっても、交通規制のいらない河川敷を走るわけだし、どうしてこんなに高いのか理解に苦しむ。まぁ、それなりに楽しめたのだけれど、個人的には4,000円ぐらいが妥当のように感じている。
オプションの帽子。参加費+500円で入手できる。
この帽子自体は、なかなか良い感じなので、プラス500円なら入手しておいて損はない気がする。
色々と不満も書いてしまったけれど、気楽に楽しめる大会であることも確か。東京マラソンの当落次第にはなる*2けれど、来年も参加しようと思っている。
Tweet