今回の買収劇について、SoftBankユーザーは万々歳だろう。
これまで、iPhoneの回線については、さまざまな改善予告がなされていたが、信用できないという人も多かった筈だ。プラチナバンドを獲得したと言っても即効性はなく、「今」が心許ない事態であることは歴然だった。
だから、テザリングをぶちあげてもすぐに実行できない。悪く言えば、空手形の乱発で凌いでいたような印象さえあった。
きっと将来は改善されるだろうという言葉を信じて、年内に契約し、そして来年の1月15日を待つしかなかったのだ。
しかし、イー・アクセスの買収で、あやふやな未来は一気に反転した。
先が見えない結果が見えない、パフォーマンスの宣伝と違う。実際快適に動いている周波数を「獲得した」のだから、快適になるのは明白。
ソフトバンクモバイル株式会社は、4G／LTE対応スマートフォンをモバイルWi-Fiルーターとして利用できるようになるサービス「テザリングオプション」の提供開始日を1カ月前倒しし、2012年12月15日より提供開始します。なお、申込受付期間は、当初の予定通り2012年12月31日までとなります。
「テザリングオプション」の提供開始日変更について | ソフトバンクモバイル
テザリングの前倒しは自信の表れ。すぐに実行出来ない分、現状は断然auに負けている。しかし、それでも明らかに快適な未来が待っている予感。そんな期待感を与えてくれるなら、待ったっていい。そう思う人も多い筈だ。
不安が残るなら、12月15日を過ぎてから契約すればいいわけで、この前倒しは、自信の表れ以外何物でもないと思う。
チューニング等に時間はかかるかもしれないが、いずれ、今の状況よりは確実に良くなる。実に羨ましい。
今回のiPhone 5で、僕は、SoftBankからauにMNPしてしまった。だからちょっと悔しいと言えば悔しい。同じ思いを抱いているauユーザー*1は、きっと多いに違いない。
しかし、僕はもう吹っ切れた。今のau版iPhone 5は快適だし、羨ましさを別にすれば、不満に感じる要素はないからだ。
不満なのは、別途に有しているイー・モバイル回線の方。
これまで快適に使えていたのに、今後はSoftBankユーザーが大量流入してくることが想定され、回線事情の悪化は必至だ。
イー・モバイルの回線品質だからこそ契約した人も多い筈なのに、イー・モバイル自身も、その早さと繋がりやすさ、新しい帯域などを旗印に契約を増やしてきた筈なのに、その回線をsoftbankユーザーのiPhoneに占拠されるというのは、ちょっと釈然としない。
しかし、その点に関してのフォローは、きっとなされないのだろう。契約違反条項などではない筈だから、ここは泣き寝入りするのみ。ただ、これだけ激変（というか改悪）した状況で、法外な違約金を払わないと解約できないというのは腹立たしすぎる。
既存イー・モバイルユーザーには、違約金の撤廃措置ぐらいあってもいいんじゃないかと思うのは、僕だけだろうか。
…と、ここまで一気に書いたところで、ふと気がついた。僕が持っているイー・モバイルの端末、Pocket WiFi GP02は、LTEに対応してないじゃないかw
ならば、影響度合いは違うかも知れない。生半可な情報で偉そうに書くと火傷する。よく調べなければ、と思って情報を探ってみると、こんな記事を発見。
さらにイー・モバイルは1.7GHz帯の3G回線をソフトバンクに提供する予定は発表しておらず、逆にソフトバンクがイー・モバイルに900MHz帯と2GHz帯の回線を提供する方針だ。結果としてソフトバンク利用者は当面、3Gサービスに関する恩恵はないが、イー・モバイル利用者は、複数の周波数帯で3Gサービスを利用できるようになる。
[比較] 渦中のイー・モバイル、LTEの実力は？ キャリア各社のサービス品質 - 速報：@niftyニュース
え？なんだ、むしろ僕的にはむしろ良くなるかもしれないってことか？これにはちょっと驚いた。
いやぁ、携帯業界も奥が深い。（←わかってないだけw
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