餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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「iPhone」×「やりましょう」で激変した通信業界の構図

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SoftBankは、iPhoneあってのキャリアだ。

だから、虎の子iPhoneのためなら、どんな手段でもなりふり構わぬ手を打ってくる。
特に、auiPhone参入してきてからの動きは活発だったが、4Sの時はまだ、SoftBankにかなり余裕があった。
auiPhone 4Sは、発売当初不完全な状態だったこともあり、「auiPhoneなんて、敵じゃない」と考えていたように見えた。
しかし、5のテザリングauの奇襲を受けてからは、「あの」SoftBankでも動揺するのか、と思った程、打つ手打つ手がブレてしまっていた感がある。
ただ、それで終わるほどヤワじゃない。窮余の一策なのか、はたまた、狙い澄ました作戦だったのか、あっと驚く一手を繰り出してきた。
正直、これまでのドタバタが、これで全て吹っ飛んでしまうような一手だ。

ソフトバンクイー・アクセス買収=携帯のデータ通信急増に対応
 国内携帯電話会社3位のソフトバンクは1日、同4位のイー・アクセスを来年2月末をめどに株式交換により買収し、完全子会社にすると発表した。
スマートフォン(多機能携帯電話)の普及で携帯電話のデータ通信量が急増する中、ソフトバンクはイー社が持つ周波数も活用し、次世代の高速通信規格「LTE」によるサービス競争でNTTドコモやKDDIに対抗する。
WSJ日本版

この買収劇に関する是非は、今回は問わない。
僕が思ったのは、SoftBankの主は、iPhoneという端末を活かす為なら、どんなことでも「やりましょう」という発想を持ち、それを成し遂げてしまうのだなぁということだった。
これまで、さまざまな「やりましょう」パフォーマンスを目にしてきたが、iPhoneというキラー端末があってこそ、その大見得が生きるわけで、まさに「iPhone」×「やりましょう」で、宣伝効果は数十倍にも膨れあがったのではないかと思う。

  • もしもiPhoneがなければ…携帯キャリアの勢力図は、数年前と殆ど変わらなかったろう。
  • もしもiPhoneがなければ…Android端末の普及も鈍く、ガラケーの時代が続いたろう。
  • もしもiPhoneがなければ…ここまで露骨な陣取り競争は起こらなかったろう。

しかしそんな仮定は無意味だ。
実際にiPhoneは「ある」のだし、iPhoneの為なら何でも「やりましょう」の主がキーパーソンだから。
だから、今回の買収劇についても、単純に捉えれば、「快適なテザリング」を「やりましょう」するために、イー・モバイル回線を「奪っちゃいましょう」ってことだったのだ。きっと。そしてそれを実現してしまう手腕は、見事。
敵ながら天晴れ、と言いたい。(←なんで敵なんだよw
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