餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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9900の弱点補完ツールとしては使えない「Easy-Macro for iPhone/Smartphone」(後編)

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(承前)
僕が街に繰り出した理由は、被写体となる餃子探しだった。
9900のカメラで、特に非力さが目立つのは室内での静物画。僕は、料理の風景をTwitterでつぶやいたりすることが多かったから、BBを9900に変えて以来、綺麗な写真がとれなくなったのは痛かった*1
ルーペをうまく使えば、9900でも美しい写真がとれることはわかっていたが、別途持ち歩くのはそれなりに嵩張るし、いちいち9900のレンズ前にかざすのは面倒に感じていた。
だから、携帯性と簡便性に優れたEasy-Macro for iPhone/Smartphone(長ったらしいので、以下EMiSと略)を装着することで、その悩みが解決するなら、素晴らしいと思った。
今回僕が、撮影のロケ地(?)に選んだのは、池袋にある開楽本店
ジャンボ餃子で有名な店だ。メチャメチャ美味しいというわけじゃないけれど、もちもち系で食べ応えがあるため、時々恋しくなる。今回は、撮影時のインパクト重視で選んだ。
夏期限定の「おろしポン酢餃子」を注文し、まずは、EMiSをつけずに餃子を撮影。

隣にあるiPhoneは、例によってサイズ比較用。やっぱりデカい。
いや、注目すべきは餃子のサイズじゃなく、カメラの精度。やっぱりちょっとボケている。これが9900の厳しいところだ。
ということで、9900にEMiSを巻いて撮影してみると…。

ボケボケorz
僕は、「この手」の写真を綺麗に撮りたいために購入したので、そういった意味では全く役に立たないことが判明した。
だんだんとEMiSつき9900を、おろしポン酢餃子に近づけていくと…。

この位置で一番はっきり撮れた。
紅葉おろしの拡大図。もはや餃子だかなんだかよくわからないw
ここで僕はハタと悟った。このアイテムは、「Easy」な「Macro」である分、距離の融通が利かないのだ。超マクロ撮影専用なのかもしれないと。
餃子の写真だけでは、例証が弱いような気もするので、もっとわかりやすい例を試してみよう。
実験対象には、村上春樹の本、「走ることについて語るときに僕の語ること」を選んだ。
僕が走り始めるようになってから、もう何度も何度も飽きるくらい読み直している。しかし、決して飽きることなどない、僕の永遠のランニングバイブルだ。
まずは、EMiSをつけない「素」の9900で撮影してみると…。

かなりボケてしまう。やっぱり、静物のマクロ撮影は厳しい。
ということで、9900にEMiSを装着してみると…。

さらにボケボケになってしまった。もはや何が書いてあるかも判別不能だ。
しかし、そこからどんどん本に端末を近づけてみると…。

この位置でピントがあった。
細かい活字まで鮮明に読み取れる。やっぱり、このアイテムは「超マクロ画像」撮影専用のものなのだ。
結論。
Easy-Macro for iPhone/Smartphoneは、「超マクロ画像」を撮影したい人のためのアイテムであって、9900の弱点を補うものにはならない。
9900で「超マクロ画像」を撮りたい人には便利かもしれないが、僕は必要性をあまり感じないので、お蔵入りになりそうな予感がする。
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*1:その前に使っていた9780では、そこそこ綺麗な写真が撮れた。


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