餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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横須賀〜東京ひとりマラソン顛末記(その6 到達!)

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(承前)
僕の目に留まったのは、この標識だった。

写真を見て、何となく違和感を覚えた人は、鋭い。
左側の部分が「つぎはぎ」になっているのだ。これまでこの連載を読んでくださった方ならおわかりのとおり、画像の質も明らかに違う。そう、この写真は僕が撮った物ではなく、Google ストリートビューからの流用なのである。
ランニング時に写真を撮り忘れてしまったのだけれど、その画像は掲載したかったので、苦肉の策で思いついた。今更ながら、Google ストリートビューの凄さを実感。また、あのビューは、幾つかのものを繋ぎ合わせて作っているのだということも初めて知った。
と。そんなことはどうでも良かった。本題に戻ろう。
この標識が僕の心に響いたのは、「銀座まで5km」という表示だった。「日本橋」という表示は何度も見て、そこまでは行けないと諦めていたが、「銀座」という言葉に心が揺れた。
銀座は、東京マラソンの顔とも言える場所だし、ひとりマラソンゴールにもふさわしい。まして、距離はあとたった5km。身体は疲労困憊だったけれど、5kmならば皇居1周。ならば気力で頑張れる。
よし、銀座まで行こう。僕はそう決めた。
2012.5.6横須賀〜東京ひとりマラソン:東京タワー

途中の歩道橋*1から見えた東京タワー。
東京にやってきたのだなぁという思いがあらためてこみ上げる。感慨はひとしおだったが、それに浸っている余裕はなかった。
この時点で、既に正午を回っていたこともあり、気温がかなり上がってきていたからだ。品川駅を出てすぐ補充した500mlのドリンクを、あっという間に飲み干してしまったほど。
しかし僕は、最後の気力を振り絞って走った。田町、大門、新橋と通過して、そして…。
2012.5.6横須賀〜東京ひとりマラソン:銀座
ついに銀座へ到達!
銀座4丁目の交差点に着くやいなや、まるで僕のゴールを祝福してくれるかのように、1時の鐘が鳴った。(←自意識過剰w
いやはや本当に感動した。ついに横須賀から東京まで走りきったのだなぁという思いが、ふつふつとこみ上げてきた。
この日の銀座は歩行者天国ということもあり、賑やかな風景の中で、ランニング姿の僕は明らかに浮いていたため、すぐに退散したけれど、この感動は一生忘れられないものになりそうだ。

盟友GARIMINが記録してくれた、僕のひとりマラソンロード。
これを見ると、我ながらよく走ったものだと思う。累計走破距離は58kmにもなったので、サロマ湖のレストステーション地点距離(55km)も超えている。この経験は大きい。
ウルトラマラソンの100kmはダテじゃなく、横須賀〜銀座の距離に加えて、さらにフルマラソン1回分走らなくてはならないが、それでも何とか走り切れそうな気がしてきた。
あとは、悔いのないよう本番を迎えたい。
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*1:最後の最後でこれが結構きつかった。歩道橋はずっと避け続けてきたのだけれど、この時はトラップに嵌まったorz


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