餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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横須賀〜東京ひとりマラソン顛末記(その3 郷愁)

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(承前)
ひとりマラソンは、当然ながら孤独だ。
だから、それを乗り切るには寂しさを埋める精神力が必要になる。音楽などを聴きながら走れば少しは癒されるのかもしれないが、公道沿いを走る場合、外の音を遮断してしまうのは、とても危険な気がする。だから僕は聴かない主義*1だった。
孤独なことは最初からわかっていたので、せめて景色で…と思っていたらトンネル地獄に悩まされた前半。20kmを超えた頃から、流石にちょっとヘタってきた。脚はまだまだ問題なかったけれど、心がちょっと疲れてきたのだ。
しかし、僕には秘策があった。そのために、このコース設定にしたといってもいい秘策が。
2012.5.6横須賀〜東京ひとりマラソン:南区看板

南区に突入。
この看板を見て、僕は俄然やる気がわいてきた。僕の生まれた地。小さい頃から歩き回った街なのだ、ここは。だから、何もかもが懐かしかった。
僕の秘策とは、20km過ぎの「ダレ場」に、思い出の地を盛り込むことで、元気を取り戻し、先のコースに繋ぐ作戦だった。懐かしい景色の数々に心を打たれ、感慨に浸っていると、一人マラソンの疲れが消えた。作戦成功だ。

そして中区へ。
ここも、完全に僕の生活圏内だったので、本当に楽しかった。
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横浜スタジアム
2012.5.6横須賀〜東京ひとりマラソン:山下公園

山下公園
2012.5.6横須賀〜東京ひとりマラソン:みなとみらい遠景

みなとみらい。
正直に書くと、みなとみらい地区は、僕が子供の頃にはなかったので、「懐かしい」という感慨はあたらないのだけれど、小さい頃、殺風景だった景色が、これだけ素晴らしい地に生まれ変わったことが、とても感慨深かった。
2012.5.6横須賀〜東京ひとりマラソン:赤レンガ倉庫

赤レンガ倉庫。
ここは僕が子供の頃からあったのだけれど、その頃は単に、汚い倉庫でしかなかった。それが今や完全に生まれ変わり、素晴らしい観光スポットに変貌した。
2012.5.6横須賀〜東京ひとりマラソン:みなとみらい近景
ランドマークタワーや大観覧車を横目に見ながら、後ろ髪をひかれつつ、僕はみなとみらい地区を後にした。
まだ、東京までは20km以上もある。先は長い。
(以下、続く。)
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*1:河川敷など、安全なコースを走る場合は別。


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