餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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何もかもがうまくいって自己ベスト達成!の板橋Cityマラソン

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絶好のコンディションだった。

スタート直後の気温は10度。天候は曇り。
途中、晴れ間が出ることはまったくなかったが、そのため気温が上がらず、マラソン的にはむしろ良かった。河川敷だけに、強風の吹き荒れることが多い*1コースなのだけれど、昨日は風も全くなかった。素晴らしい。
前日の雨で、草地の会場は泥田状態だったが、舗装されたコース上の影響は少なかった。スタート直後と、途中にいくつか水溜まりはあったけれど、全般的には乾いていた。雨の余韻で湿度はかなり高かったが、呼吸的にはこれもよかった。喉がとても楽だったからだ。
まさに、これ以上ないぐらいのマラソン日和になった。
前日受付では、心が昂ぶらなかったのだけれど、スタート位置に並んでいると、だんだんワクワクしてくるのを感じていた。これだけの絶好条件をもらった以上、精一杯走ろう。そう心に決めていた。
荒川河川敷の往復だから、コースとしては非常に単調だった。GARMINでとった走行記録でもそれは明らか。1本の道が往復で完全に重なっている。

河川敷は僕の練習コースでもあるし、景色の変化は乏しい。道中の声援も殆どない。これだと、途中飽きてしまうだろうなぁと思ったのだけれど、意外とそうでもなかった。
街並みと大声援にワクワクする東京マラソンとは、まさに対極に位置しているレース。ただ淡々とストイックに走るしかない。しかし、これも悪くなかった。コースはほぼフラットでとても走りやすいし、スタート直後、意識して前方につけていたため、道中で詰まることもなかった。
1km毎の距離表示は明確でわかりやすかったし、何よりエイドステーションの充実ぶりが素晴らしかった。なんと15カ所もあるのだ。エイドが多いと、「苦しいけれど次のエイドまで頑張ろう」という思いで道中を走れるから、救いになる。
エイドの内容も文句なし。水やザバス、バナナ、レーズンなどに加えて、途中からはパンも頻繁に出現。30.1km地点ではおにぎり、35.7km地点では、なんとシャーベット(!)まで出てきた。まさに圧巻。
しかし僕は、おにぎりもシャーベットもスルーしてしまった。理由は簡単。記録が掛かっていたからだ。
前日エントリーでの予告通り、僕は前半、いつもよりスピードを上げた。いつもはキロ6分ぐらいで意識してゆっくり入るのだけれど、5分を切るスピードで走った。道中も、なるべく5分10秒を切るように、意識して走った。
盟友GARMINが記録してくれたラップは以下の通り。

距離 ラップ 距離 ラップ
1km 04:49.9 22km 05:07.8
2km 04:58.1 23km 05:10.0
3km 05:03.9 24km 05:08.7
4km 05:02.9 25km 05:12.9
5km 05:09.9 26km 05:13.3
6km 05:05.2 27km 05:09.5
7km 05:09.4 28km 05:14.8
8km 05:09.7 29km 05:14.7
9km 05:08.8 30km 05:12.1
10km 05:09.6 31km 05:14.1
11km 05:06.6 32km 05:09.1
12km 05:09.0 33km 05:08.2
13km 05:13.2 34km 05:09.0
14km 05:10.1 35km 05:14.4
15km 05:09.9 36km 05:14.2
16km 05:09.8 37km 05:15.8
17km 05:08.6 38km 05:20.1
18km 05:08.6 39km 05:11.5
19km 05:07.9 40km 05:07.3
20km 05:08.0 41km 05:10.6
21km 05:07.1 42km 05:09.4
(42.33)km 01:37.2
トータル 42.33km タイム 3:38:10
折り返し地点を過ぎてからは流石に厳しく、5分10秒を超えるタイムが頻発してしまったが、それでも、大きく失速せずに最後までもった。
30km地点では、自己ベスト(2012東京マラソン:3時間44分)を超えられそうだと思って気合が入り、35km地点では、3時間40分の壁が切れるかも!ということで、俄然力が湧いた。
結果、グロス(公式)タイムでも3時間38分台。電光掲示板でその表示を見た時は感動で震えた。昨秋のフル5連戦では3時間50分前後で頭打ちだったので、それを考えると飛躍的なスピードアップだ。嬉しくて仕方がない。
それもこれも、素晴らしい天候と、フラットで走りやすいコース、充実したエイドステーションに救われた結果だ。道中の応援は少なかったが、それゆえ逆に、声をかけてもらうたびに励みになった。
個人的に感動した応援は、道中どこかの橋の下にいた、縦笛で「負けないで」を吹き続ける少女。行きと帰り、2度もその音色には救われた。
正直、レース前はあまり気合が乗らなかったのだけれど、自己ベストを達成したこともあり、俄然僕にとっては思い出深い大会になった。東京マラソンとは違った意味で良かった。来年の出場も確定だ。
今回3時間40分切りを達成したことで、俄然、夢のまた夢だと思っていたサブ3.5(3時間半切り)の欲が出てきた。しかし、今回は何もかもがうまくいきすぎた感じだし、あと8分縮めるのが猛烈に大変なことは自分でもわかっている。
練習を重ねて、まずは、3時間35分を目標としたい。


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*1:実際、一昨年はそれで中止になっている。


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