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「SFマガジン」2012年4月号&2012年版「SFが読みたい!」

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SFマガジンは、今月もSFの王道を貫いた。

同じ早川書房の老舗雑誌でありながら、遂にミルキィホームズまで取り込んでしまったミステリマガジンとは、対極だ。
SFマガジンも、去年は初音ミクを取り込んだりしているから、常に王道というわけではない。ただ、最近はミステリマガジンの飛びっぷりが凄すぎるために、相対的に落ち着きが目立つ。
今月号は、SFファンなら誰でも喜ぶ、恒例の「ベストSF」特集。毎年、年度版のベストが発表される「SFが読みたい!」とのタイアップ企画になる。

目次には、「ベストSF2011」の上位作家による最新作が顔を揃えた。実に圧巻。

中でも一番注目なのは 円城塔氏の短編「Four Seasons 3.25」だ。
紛れもなく、芥川賞受賞後第1作。あぁ、それがSFマガジンで読めるなんて。何と感動的なことだろう。
円城塔氏は、SF界が生んだ異才だから、ある意味必然の結果とはいえ、「芥川賞がSFに追いついた」ような気がして、実に感慨深い。
今回の芥川賞では、同時受賞の田中慎弥氏(の人物キャラ)に喰われてしまい、不運な作家になってしまった。しかし、作品の魅力で言えば、決してひけをとっていると思えないし、SFファンとしては、ゆくゆくは評価が逆転するのではないかと信じている。

同氏の魅力は「SFが読みたい!」掲載のインタビューを読むと、さらに深まる。
なんと、芥川賞発表の前日に行われたインタビューで、芥川賞に関しての言及もあり、非常に興味深い内容になっている。

今回の「SFが読みたい!」は、特別企画がこれまた素晴らしかった。
「SF読み」の達人として名高い大森望氏と山岸真氏による「21世紀必読書ガイド100」。これはまさに、完全保存版だ。

100作の中でも、選りすぐりの20作となるSA評価作品。
恥ずかしながら、僕は未読の作品が多い。しかし、逆に言えば、宝物のような作品を、これから「初体験」できるという喜びもある。各作品には、両氏による素晴らしいガイドも付記されているので、それを堪能しながら、1作毎に味わっていきたい。
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