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ATOK for BlackBerryの登場を熱望する

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今日はATOK 2012 for Windowsの発売日だ。


日本語入力システム ATOK 2012 for Windows

ATOKが今年で30周年と知って、ちょっと驚いた。まさかそんなに経っているとは。
ATOK」は、今でこそ完全に独り立ちしているが、もともとはワープロソフト一太郎に搭載されている日本語FEPとして名を馳せた。
ならば一太郎も30周年になったのか…と思っていたら、そうではなかった。

1982年10月に展示会で発表された、8bitマイコン用OS「CP/M」のための日本語処理システム「KTIS」(Kana-kanji Transfer Input System)が初代ATOKである。
【三浦優子のIT業界通信】30周年を迎えたATOKにかける思い〜ジャストシステム福良伴昭社長インタビュー

なんと、一太郎の登場(1985年。ヒストリーはこちら)以前に開発されていたのか。
あらためて、その歴史の重みと凄さを感じる。ATOKを使っている人なら誰でもわかっていただけると思うけれど、「30年の信頼と革新」という惹句はダテじゃない。
今回バージョンアップされたのは、Windows版のATOKだが、ATOKはPC用に限らない。


ATOK誕生30周年。ATOKが選ばれる7つの理由|日本語入力システム ATOK 2012 for Windows

PDA/スマートフォンへの対応は早かった。
iPhoneAndroid端末などが登場する以前から、さまざまな携帯端末への対応が行われているのだ。

これらのラインナップは、僕も全て持っている。様々なスマートフォンに、手当たり次第に導入したことを思い出す。いやはやとても懐かしい。
ジャストシステム福良社長は、このようにも語っている。

ATOKが必要な環境があれば、Windowsだけ、Androidだけといった限定をするつもりはありません。すでに3DSにも、カーナビにもATOKが入っているものがありますし、日本語環境が必要であれば、冷蔵庫のような家電製品にも対応しますよ。iOSのようにこちらからラブコールを送っても搭載が実現しないものもありますが、それもあきらめたくはないですし。
【三浦優子のIT業界通信】30周年を迎えたATOKにかける思い〜ジャストシステム福良伴昭社長インタビュー

現状、iOSではアプリとしてしか組み込めないが、ラブコールを送るなど意欲満々。需要があれば、冷蔵庫への対応もあり得る(!)という構想には驚いた。
なのになぜ、と僕は思うのだ。
かねてから各種スマートフォンへの導入がなされ、日本語環境が必要なものには積極的に搭載する姿勢もあるのに、なぜBlackBerryはスルーなのだろう。
最強の物理キーボードを有するBlackBerryと最強の変換精度を持つATOKが組めば、まさに無敵の日本語入力スマートフォンになる筈なのに。
BlackBerry OS側の制限が厳しいのかもしれないけれど、さまざまなOSに対応し続けてきたジャストシステムの技術力をもってすれば、不可能じゃない筈だ。IMEへの組み込みが困難だとしても、iOS同様、せめてアプリ開発ぐらいはしてくれてもいいじゃないか。
僕にはそれが不思議でならない。
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