忘年会の季節だ。
毎年この時期は本当に辛かった。いや。正確に言うと、忘年会自体は楽しいのだけれど、その雰囲気に飲まれて、つい許容量以上飲み過ぎてしまうことが辛かった。折角の飲み会、楽しまなきゃ損とばかりに心ゆくまで飲んでストレスを発散するのが、僕の身上だったからだ。
こんな意味不明のメールを作成するほど酔って、翌日いっぱい二日酔いに苦しんでも、また、翌週は同じようなことを繰り返している。バカとしか言えない。でも、それが常だった。
例月は、金曜定例以外の飲み会は殆どないため、次から次へと飲み会が続く年末は本当に辛いシーズンだった。
しかし、今年は違う。
暴飲することがすっかりなくなったからだ。金曜定例で、気が置けない仲間と飲んでいる時でさえ酒量をセーブできるようになっていたので、忘年会ならば更に抑えられる。一昔前は、飲み会で「ウーロン茶」を飲むなんて考えられない(だって酔えないじゃないか!)と思っていたのだけれど、今は何のてらいもなく、ウーロン茶を注文できる。
もちろん最初はビールぐらい飲むが、喉がある程度潤されたら、ウーロン茶に切り替えてしまう。仲間たちは、僕がそこそこ飲めることは知っているので、「なんでウーロン茶?」「今日は飲めないの?」などと聞いてきたりするのだけれど、答えは簡単。飲めない、のではなく、飲まないのだ。だって、酔っぱらったら翌朝走れないじゃないか。
以前は、酔っぱらわないと楽しめないかなぁと思っていたのだけれど、それは杞憂だった。たとえアルコールがなくても十分その雰囲気には酔えることがわかった。ならば全く問題ない。
もちろん、ちょっと飲みたい気分はあるけれど、それよりも「翌朝気持ち良く走りたい」という気持ちの方が圧倒的に優る。かくもランニングの効用は素晴らしい。
効用はまだある。飲み会での食べ物を、美味しく、しかもいくらでも食べられるようになったことだ。これまでは、あまり食べ過ぎてしまうと体重増に繋がる危惧があったのだけれど、今は全く心配はなくなった。翌朝走るからだ。
前夜どんなに食べたって、翌朝10Kmも走れば、体重増に繋がることはない。長期的に見れば、むしろ減っていっている。
飲み過ぎることがなくなり、かつ、どんなに食べたって体重が増えないならば、こんなに楽しいことはない。酒に溺れないせいか、以前よりも料理の味を堪能出来ている気もする。一石二鳥。いや、三鳥、四鳥にも思えるランニング効果だ。
だからランニングは本当に素晴らしいんだよなぁ。あらためて実感。
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飲み過ぎることがなくなり、食べ過ぎたって平気になった。走るから。
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