餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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地味なKDDIと派手なSoftBank。iPhone4S戦略に感じる僕的印象論。

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これから僕が書くことは、2011年10月8日現在における、僕的な単なる印象論に過ぎない。
今後、両社の戦略が変化していくことは十分あるし、人によって感じ方も違うだろう。善し悪しではなく、単に僕の印象を述べただけ。それをお断りしておく。
と、断ったところで本題。
先日の発表以来、各所で衝撃を巻き起こしているiPhone4S。端末そのものの進化もさることながら、話題としては、「auiPhone」の登場が大きい。
日本では、iPhoneと言えばSoftBankというイメージが根付いていただけに、大きな転換点になったことは間違いない。
KDDIは、iPhoneの影響で多くのユーザーを失ったと思われるだけに、今回の4S獲得は念願だろう。だから、さぞかし大々的にPRを行うものかと思って、au by KDDIのwebサイトにおけるiPhone紹介ページを見てみると…。

ん…?インパクトはそれなりにあるけれど、どこかで見たような画像だ。
それもその筈、Apple StoreにあるiPhoneのページ内容をそのまま貼り付けているだけだった。iPhone4Sの画像下に配置されているボタンをクリックした内容も、Apple Storeの紹介から転用。
KDDIとしては、折角獲得したiPhoneの紹介を行うページなのに、あまりにも工夫がないなぁ…と思いながら見ていたのだけれど、それは完全な誤解だった。
なぜなら、SoftBankiPhoneページも同じ画面だったからだ。


iPhone4Sの画像部分と、その下に配置されているボタン部からの紹介については、両社とも全く同じ。
だからこれは、KDDISoftBankの意図で作られたページではなく、Appleサイドの「指示」によるものなのだろう。SoftBankiPhoneページは今回初めて見たのだけれど、もしかすると、3GSの時も、4の時も同様のページ構成だったのかもしれない。
両社の個性が出たのは、それぞれのページの下半分。そこだけを切り取って、もう1度確認してみよう。

au by KDDIの方は至っておとなしい。
iPhone4Sのお知らせ」が簡単に書かれており、その下には、「iPhone4Sの取扱店」へのリンクを作っているだけ。キャンペーンなどについては、お知らせに記載されているプレスリリースページ経由で、別紙リンクをクリックしないと辿り着けない。
それも、テキストベースの地味なページだった。


au初となるiPhoneを10月14日より発売〈別紙〉 | 2011年 | KDDI株式会社

MNPを利用してiPhone 4Sを購入すると、10,000円のキャッシュバックを「公式に」行うキャンペーン*1などは、対SoftBank的にかなりインパクトがあると思う。
しかし、それを大々的に謳うことはせず、ひっそりとした感じでテキストの下の方に紹介している。オフィシャルサイトで謳わなくても、各種記事などで取り上げられるだろうから、別に構わないのかもしれないけれど。
変わって、SoftBankの方は、やはり派手だった。

予約受付を大々的に謳っており、キャンペーンページへ一発で飛べるボタンも据えられている。
ということで、「キャンペーン はじまる」のボタンをクリックしてみると…。


キャンペーンはじまる | ソフトバンクモバイル

いかにもSoftBankらしい、派手で扇情的なページが開いた。
いきなり「iPad 2」が登場。しかも例によって「0円」表記が並んでおり、実にインパクトがある。「0円」表示に伴うカラクリについて、言いたいことは色々あるのだけれど、既に各所でそのトラップは解き明かされているし、今回エントリーの主題ではないので、控えておく。
ただ、これまでも十分派手だったSoftBankの販売戦略が、auiPhoneというライバルを得て、一層加速していくのだろうなぁと感じた。
auも、今のところは地味だけれど、まだ手探りで様子見をしているようにも思える。
iPhone4Sは、昨日から予約が開始され、来週には端末も発売される。その売れ行き次第で、戦略は変化していく筈だ。引き続き両社の動向に注目したい。

*1:店舗独自で、各種縛りをつけた大々的なキャッシュバックキャンペーンが行われることはよくあるが、「公式に」謳われているケースは少ないと思う。


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