タイトルと表紙のインパクトで思わず衝動買い。
テロリストによる犯罪事件である9.11と、自然災害がきっかけと言える3.11*1は、日付の相似を除けば、全く性格が異なる。
しかし、「突然起きた大規模な悲劇」と言う点では共通であり、2度と起きて欲しくないと言う点では、印象が重なる。そういった点で、 ニューズウィークの切り口は流石であり、記事も読み応えがある。僕はその内容に唸った。
今年の9月11日は、奇しくも、「あの9.11事件から10年」となる節目の年月。そして「あの3.11大震災から半年」という節目の日でもある。
来年以降の9月11日は、節目としては重ならなくなる*2ので、この2つの悲劇が同時に語られるのは、今年をおいてない。ということで、今年の9.11は、一層忘れられない日となりそうだ。
あの9.11事件以降、僕は、NYに毎年出かけているが、街はすっかり活気を取り戻しており、今やその後遺症は殆どないように思える。単なる観光客である僕の視点ではわからない面も残っているとは思うけれど、復興の状況は、ニューズウィークの特集記事にも書かれている。
それに対して、3.11災害の後遺症は、まだまだ残っている。地震災害に加え、二次的な「人災」である原発災害が加わり、悪化している面もあると思える程だ。
しかし、これについても、きっと時が解決してくれる。元通りは難しくても、すこしづつでも、復興に向かっていって欲しい。僕にはただそう願うことしかできないけれど、これからも願い、祈り続けていきたい。
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