週末。
この夏の大目標レースとなる北海道マラソンの案内状が届いていた。最近、寝ても覚めても北海道マラソンのことばかり考えているので、この封筒がポストに入っていた時は歓喜した。
ナンバーカードやRSタグは開催時の配布となるようで、封入物は至ってシンプルなものだった。
北海道の名所写真が華麗に表紙を飾るご案内、そして、さっぽろ観光マップ。こういった写真を眺めていると、北海道の雄大さと素晴らしさに浸ることができる*1のだけれど、現実はそんなに甘くなかった。
封入物としては、ご案内やマップの他に、ナンバーカード引換証が含まれており、そこに書かれていた「承諾書」の内容が衝撃的だったのだ。
北海道マラソンは、炎天下で行われる非常に過酷な大会です。
と書かれており、「万が一」の為の情報提供を要求される。それほど覚悟が必要な大会ということなのである。僕は、これまでに出場したレースでこのようなものを書かされたことがないので、少し怯んでしまった。
しかし、過酷なのは最初からわかっていたこと。ここは気を引き締めて行かなければいけないと思う。
ランナーの間では、北海道マラソンが過酷なレースであることは有名だけれど、一般的にはその事実があまり伝わっていないようで、僕がこのレースのことを友人たちに話すと、決まって「夏の北海道なら涼しいんじゃない?」という反応を受ける。
いやいや、それは大きな誤解なのだ。
ご案内パンフレットに記載されていた、ここ5年間の気象条件を見ていただきたい。
「涼しい」と言えるのは2009年ぐらい*2で、あとは軒並み27℃超え、昨年などは14:30で30℃にも達している。パンフレットには「フィニッシュ」などと書いてあるが、これはトップ選手のゴール時刻であり、僕の場合は、ここからあと2時間程度走ることになるわけだから、まさに地獄。
ちなみに、去年の完走率は71.8%だったようだ。北海道マラソンは参加資格がかなり厳しい*3から、それなりに走力のある人たちが揃っている筈なのに、この完走率。いかに、このレースが過酷であるかよくわかる。
僕は、今年、参加資格をギリギリでクリアしただけのひよっこランナーであり、かつ、夏の暑い時期での長距離レースなど生まれて初めてだ。だから非常に不安なのだけれど、出走する以上は精一杯覚悟して頑張るしかない。
何しろ、あと、33日しかないのだ。
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北海道マラソンの案内状で痛感するその過酷
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