「プラン変更受付完了→実はNG」になっていたソフトバンク回線契約

そんなバカな。
カスタマーサポートの女性が告げた回答に、僕は耳を疑った。たまたま気がついたからいいようなものの、気がつかなかったら、永遠にバカ高い料金をとられ続けていたわけか。信じられない。
もちろん、毎月きちんと回線料金をチェックしていれば気がつく話で、それを怠った僕にも責任はある。ただ、ソフトバンクの場合、明細書の送付は有料なので契約していなかったのだ。MySoftBankの請求内訳を見れば確認はできたが、ズボラな僕には高い敷居だった。
そもそも、いったん受け付けておいて、あとから「実はNGでした」と云われても困る。これがSoftBankの手法なのか。そう穿ってみたくもなる。
ことの起こりはこうだった。
その時僕は、たまたまクレジット会社からの請求書をしげしげと見ていた。5回線分の回線契約は、全てクレジット払いにしており、他にも沢山買い物をしているので、これまでは、あまり細かい明細まで確認することはなかった。*1
しかし、今月はふと思いたって請求書内容を確認してみると、「ソフトバンクＭ」と書かれているところの料金がえらく高いことに気がついた。
僕のソフトバンク回線契約は、「iPhone回線」と「DELL Streak回線」の２つ。請求書にはそれが合算されて表示されている。今月はその金額が9千円超になっていた。iPhone1契約だった時はパケット定額で4,000円強しかかかっていなかったし、電話もほとんどしないため、この金額は異常だ。
ということで、久々にMySoftBankにアクセスし、請求内訳を見て驚愕した。
なんと、全く3Gを使っていない「DELL Streak回線」の契約プランが、「パケットし放題ＭＡＸ」になっているではないか。それでは高いのもあたり前だ。
しかし、そんな筈はない。契約時は確かに「パケットし放題ＭＡＸ」（強制）だったが、すぐに変更した筈だ。それは過去の日記にちゃんと明記されている。

Wホワイトオプション、パケットし放題MAX、さらにはヨドバシワイヤレスゲートのオプションまでつけられたが、これらはあとから解除・変更OKという説明も受けたので、帰宅早々、SoftBankの問い合わせ窓口に電話。Wホワイトを外し、パケット定額プランを『パケットし放題S』（最低390円〜／月）に変更した。
DELL Streak (SoftBank 001DL)ゲット！ - 言い捨ての小部屋

実は少しだけ「プラン変更し忘れたのかも」という危惧があったのだけれど、このエントリーを読み直してみて、僕は自分が間違っていなかったことを確信した。言い捨て日記もたまには役に立つものだ。
ということで、僕はこの誤りを正し、返金を求めるため、カスタマーサポートに電話をかけた。サポートセンターの女性は、僕の言い分を一通り聞くと、ちょっとした確認を行い、そしてすぐに回答をくれた。
確かに、僕のプラン変更はいったん受け付けられていたらしい。しかしその後、ソフトバンク社内で、プラン変更の手続きができないことが発覚したとのことだった。その理由は以下のようなものだった。
曰く、「お客様の携帯電話は、ソフトバンクWi-Fiスポットを契約していたため、それを解除しない限り、パケットし放題Sへのプラン変更ができませんでした」とのこと。
なんだなんだ。そんな規定は知らないぞ。そもそも、ソフトバンク Wi-Fiスポットに契約していたことさえ理解していなかった*2。この契約があるとプラン変更できないならば、変更申請時に告知すべきで、そんなことを後出しで云われても困る。
サポートセンターの女性は言葉を重ねた。「ソフトバンクWi-Fiスポットの契約を外して良いか確認するため、お客様の携帯電話に何度も電話でご連絡したのですが、繋がりませんでしたので…」とのこと。
こんなことが言い訳になるものか。僕のDELL Streak回線は、購入直後からSIMを外した運用をしているので、電話など繋がらない。これが特殊な運用であることは承知しているが、いったんプラン変更を受け付けた以上、ソフトバンクにだって責任はある。「電話で連絡しました。繋がりませんでしたので仕方ありません」では済む話じゃない。僕のiPhone回線に連絡するとか、郵送で告知するとか方法はいくらでもあった筈だ。
僕はこの時点で相当腹がたっていたのだけれど、僕が回線を使っていなかったことは確認されており、「パケットし放題S」への契約変更を過去分に遡及して対応してもらえるという申し出もあったので、ぐっとこらえた。
数ヶ月に渡って発生した『パケットし放題ＭＡＸ』と『パケットし放題S』の料金差額は、今後の代金請求から相殺されるということになった。
『パケットし放題S』プラスホワイトプランなどの料金は安価なので、全て相殺されるまでには、5ヶ月近くかかってしまう。まとめて返金にならないというのはちょっと理不尽ではあるけれど、特殊な回線利用法であることと、自分自身での確認を怠ったことを踏まえて我慢した。
今から思うと、強行に一括返金を要求してもよかったんじゃないかという気もするが、僕も大人になったものだw
ただ、今月気がついてよかった。今後延々と払い続けたあとで気がついたら、相殺期間中は解約さえもできなくなってしまう。それが避けられただけでもマシだった。
「プラン変更受付→実はNG」というのは、ソフトバンク側の事務的なミスだと思いたいが、何となく「わざとじゃないのか？」と思ってしまうのは、僕がひねくれ者だからだろうか。
いずれにしても、世の中にはどんな罠が潜んでいるかわからないので、今後はしっかりと請求内訳を確認するようにしたい。
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