餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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余震の先に繋がる恐怖

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昨晩午後11時32分。
退勤後、皇居ナイトラン経由で帰宅して、ほっと一息ついていた頃。心地良い疲れもあったので、すぐに寝ようとしていた瞬間だった。
グラリと部屋が揺れた。これは大きい地震だ。そう予感してテレビをつけると、揺れているスタジオの情景が映った。画面には東北の地図。どうやら緊急地震速報も発動していたらしい。東京も結構揺れていたが、東北はハンパじゃなかった。なんと、宮城県で震度6強。
真っ先に心配した津波の被害こそ報告されていないのは、せめてもの救いだけれど、今日の未明時点で、東北6県で400万戸が停電しているというし、その中には、避難所なども含まれている。本当に心配だ。
地震の規模を示すマグニチュードは7.4だから、あの、阪神・淡路大震災(M7.3)よりも大きいのだ。未だ、このレベルの余震が起きることに驚くが、M9クラスの巨大地震が持つポテンシャルはハンパじゃなく、まだまだ安心できないらしい。

この地震は「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震と考えられます。今後も、震源地に近いところで最大震度5弱以上となる地震が発生する可能性があります。場合によっては、震度6弱〜6強となる余震が発生する可能性もありますので警戒して下さい。
気象庁 | 平成23年報道発表資料

気象庁の公式発表に、平然と「震度6弱〜6強となる余震が発生する可能性もあります」などと書かれているのだ。これを恐ろしいと言わずして何と言おう。
地震そのものの恐怖もさることながら、揺れるのはあくまで一過性のこと。問題なのは「その後」だ。津波や火災。そして原発。
今回の地震でも、それは同じだった。女川原発で外部電源2系統が途絶し、青森県六ケ所村の使用済み燃料再処理工場と同県東通村の東北電力東通原子力発電所では、外部電源が遮断。大変な事態ではないか。
あらためて、日本は本当に原発天国(いや、原発地獄、か。)であることを思い知った。今のところ、危機的な状態にはなっていないようだけれど、平時とほど遠いことは間違いない。
今後、より原発に近いところで、このクラスの余震が起きたら、いったいどうなってしまうのだろう。考えただけで身震いする。「想定外」などという、安易な言葉で済まされる話じゃない。
安全神話など嘘っぱちで、原発が日本を滅ぼしかねない凶器であることが明白になった以上、今すぐ、日本中の原発を止めても生きていけるような生活を考えるべきじゃないのか。全く光明の見えない福島原発の状況を目の当たりにしながら、尚、原発を使い続ける理由がわからない。
今回の東日本大震災に、近隣のプレートが誘発されて、東海大地震が起きるという可能性も示唆されている。東海地区には、以前からその安全性に疑問をなげかけられている浜岡原発がある。もしもそこに「何か」が起きたら。
もうその先のニッポンはないかもしれない…。そう考えただけでも身震いする。
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