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とびきり格好いい名優たちと、とびきりスマートなシナリオが冴える「RED」

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先週末に鑑賞。
僕は、この予告編を初めて見た瞬間から痺れて、是非とも見に行こうと思っていた。

そして、その期待は全く裏切られることはなかった。いやはやこれは大傑作だ。興行的にも大ヒットしているようだけれど、それも当然だと納得した。
この予告を見て、少しでも面白いと感じたならば、是非とも鑑賞をお薦めする。映画本編は、この何倍も面白いからだ。
以下は、ネタバレに気をつけて、蛇足をつらつらと。

何と言っても凄いのは、その俳優陣。
ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンといった当代の名優たちに加え、往年の大スター、アーネスト・ボーグナインやリチャード・ドレイファスが脇を固める超豪華な布陣。
このメンバーに入ると、46歳のメアリー=ルイーズ・パーカーが少女に見えてしまう*1し、38歳のカール・アーバンなど、単なるやんちゃなアンちゃんだ。
あまりに名優たちが揃った場合、オールスターの顔見せ競演的な作品にとどまってしまうこともよくあるが、この映画はそうなっていない。脚本がこれまた素晴らしいからだ。
本編は、まずブルース・ウィリスが登場する。既に現役を引退した年金生活者という設定で、年金係を演じるメアリー=ルイーズ・パーカーとの、ゆるーい会話のやりとりから始まる。あまりに展開がゆるくて甘いので、僕は先行きをちょっと心配したほど。しかしそれは、怒濤の物語のプロローグに過ぎなかった。
スタート後、10分足らずで物語は急展開。全米を股にかけ、あれよあれよの逃走劇と壮絶な対決が繰り広げられていく。物語が進む毎に、1人、また1人、と役者が増えていく設定が圧巻。手に汗握るサスペンスな展開をベースに、センスの良いユーモアと細かい仕掛けもふんだんに盛り込まれていて、飽きない。
ちなみに、REDとは、「Retired(引退した) Extremely(超) Dangerous(危険人物)」という意味。ただ、これはこじつけに思えなくもない。ブルース・ウィリスなんて、どう見ても現役バリバリで、十分に若い。ウィリスが年金生活者という設定に、そもそも無理があるような気がするからだ。
しかし、それも途中から気にならなくなった。細かいことを気にせず、無心で楽しめばいいのだ、この映画は。
全篇、大満足の作品なのだけれど、個人的には、モーガン・フリーマンがもう少し活躍してくれると嬉しかった。これは友情出演的な感じだったのかなぁ…。

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*1:ただ、実際46歳にはとても見えない。30台前半でも通用すると思う。


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