餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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勝田の風になった4時間12分〜勝田全国マラソン2011

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勝田の空は、素晴らしい好天だった。

先週半ばの時点では、前夜から雪という予報も流れていたので、心配だったのだけれど、すっきりと晴れ上がった。ちょっと肌寒かったけれど、風も弱く、絶好のマラソン日和になった。
僕にとっては、初のフルマラソンだっただけに、大いに不安もあったのだけれど、これまで積み重ねてきた練習を信じて、体当たりで臨んだ。
1万人を超えるマンモス大会だっただけに、混乱も予想していたが、運営は非常にスムーズ。ゼッケンナンバーをもとに管理する荷物預かりはよく考えられていると思ったし、更衣室などの広さも適切に感じた。ゼッケンやRSタグは事前に送付されていたので、受付はなく、開始前に、自分の走破タイムの場所に並ぶだけ。楽勝だ。
僕は、後ろの方のラインに並んだので、開始の号砲が鳴ってから、スタートラインを通過するまでに4分かかった。これは最終的にロスタイムとして残る。しかし、大きな大会だけに、これは仕方がない。
スタートラインを超えた後、GARMINでの計測を開始。スタート後は、GARMINが刻んでくれるラップを信じて、走り続けることにした。30km走トレーニングの結果をもとに、キロ6分のペースで何とか踏ん張れると信じて走った。
スタート直後から、延々と続く沿道の方々の熱い応援に唸った。ここまで応援していただくと、本当に力が湧く。そしてこの声援は、ほぼ間断なく*1、最後まで続いたのだ。
初フルで不安一杯だった僕にとって、これがどれだけ救いになったことか。地元に根付いた、本当に素晴らしいマラソン大会なのだなぁということを心から感じた。
私設エイドも沢山あり、バナナやチョコレート、飴など*2、数々の元気の素をもらった。これも本当に嬉しかった。
練習では30kmまでしか走ったことがなかったので、30kmを過ぎ、未知の距離に入ってからは、流石に苦しくなった。特に35km以降は足が動かなくなるのではないかという不安を覚えたほど。マラソンでよく言われる、35kmの壁にぶつかったかと思った。
しかし、沿道の方々の声援に支えられ、そして、GARMINが刻み続けてくれたラップペースに無理はない筈だということを信じて、ペースを崩さず走り続けた。最後の3kmは特に地獄だったけれど、歯を食いしばって走った。
感動のゴール板を過ぎた途端、僕は倒れこんで動けなくなってしまった。そして、猛烈な寒気が襲ってきた。精根尽き果てて、もうしばらく、マラソンなど走りたくないと思ったほど。しかし、疲労困憊な中で、大きな達成感があったことも事実。

僕の公式記録は4時間16分09秒。ただこれは、スタート直後に4分間のロスがあるためで、スタートラインを超えてからの実質記録(ネットタイム)は、4時間12分19秒。
キロ6分ペースで42.195kmを走り抜くと、計算上は4時間13分となる。だから、この結果は、事前にたてた目標通り。これはあらためて書くけれど、GARMINが刻んでくれたラップのおかげで、最初から最後までキロ6分ペースを維持できた成果だ。ペースを守る、ということは本当に重要なのだなぁということを心から感じた。
当面の大目標であるサブフォー(4時間未満のゴールイン)を達成するためには、キロ5分40秒ペースで走る必要がある。給水やトイレなどの時間を考慮すると、キロ5分30秒台のペースが必要だろう。現状の実力で、キロ20秒以上タイムを縮めるのは容易ではないけれど、練習を重ねて、何とか達成できるよう頑張りたい。

参加賞の完走(乾燥)いも。
勝田マラソンが開催されるひたちなか市は、干し芋の生産量が全国一の都市。地域名産品と伝統イベントを掛け合わせた、このセンスはなかなか素敵だ。


完走後、長袖Tシャツもいただいた。
正面のワンポイントも良いが、バックプリントの「59th」というところに、伝統を感じる。来年は記念すべき第60回だ。わけがわからない距離表示*3の点や、信号で止められてしまう*4ところなど、若干の不満もあるけれど、全体的には大満足の大会だった。来年も必ず出場しようと思っている。
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*1:途中、ちょっと寂しいところもあったけれど、5km単位のスパンで見れば、必ずどこかで応援の声をいただいた。

*2:僕は食べなかったけれど、30km過ぎでは、豚汁が振る舞われ、非常に賑わっていた。

*3:1km単位ではなく、意味不明の小数点距離表示が多数。GARMINがなかったら、きっと混乱していたと思う。

*4:開始後4時間で交通規制解除、歩道走行となるため、信号に捕まる。これだけならまだしも、前半や中盤などでも、突然車両走行を優先されることがあった。


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