餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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「SFマガジン」&「ミステリマガジン」2011年3月号

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いつものように、発売日(25日)に入手済。


「SFマガジン」&「ミステリマガジン」(早川書房)2011年3月号

毎月、発売日直後にしかエントリーを書いていないので、くだんの毒舌後輩からは、「SFマガジンとミステリマガジン、毎月表紙並べてエントリー書いてますけど、それだけじゃないッスか。読んでるんスか?(笑)」などと、失礼なことを言われたりする。
しかし、好きでもないものだったら、毎月発売日に購入したりしない。もちろん、毎号愛でながら読んでいる。悲しいかな、ひと月で読み切れないことが多いのだけれど、この2誌は絶対に捨てないので、あとは老後の楽しみにとっておくのだw
今月最大の驚愕は、ミステリマガジンだった。まずは、その分厚さに驚いた。先月号と並べてみるとよくわかる。

《特別増大号》ゆえの厚さとはいえ、先月号に載っていた「次号予告」では、増大号になる旨の告知がなかったので、この奇襲にはやられた。
しかし、この分厚さ以上に驚いたのは価格。
なんとびっくりの2,800円なのだ。通常月(840円)の3倍以上高く、一瞬目を疑ったほど。ページ数は前月の倍にも至っていないのに、価格が3倍以上になるのは計算が合わないんじゃないかという気もした。
ただ、個人的には、これだけ分厚いミステリマガジンを堪能できる喜びの方が優っているので、もちろん購入。
メイン特集は、ベスト・オブ・ベスト・ショートストーリーズということで、〈名作短篇&トリビュート〉が並ぶ圧巻の構成。僕がクドクド書くよりも、その内容を見ていただいた方が早いだろう。

  • 「女か虎か」フランク・R・ストックトン 中村能三/訳
  • 「異版 女か虎か」アブラハム・ネイサン 山口雅也/訳 ※「女か虎か」トリビュート
  • 「気に入った売り家」ヘンリイ・スレッサー 南山宏/訳
  • 「登頂」大倉崇裕 ※「気に入った売り家」トリビュート
  • 「銅版画」M・R・ジェイムズ 紀田順一郎/訳
  • 「祝儀絵」三津田信三 ※「銅版画」トリビュート
  • 「冷たい方程式」トム・ゴドウィン 伊藤典夫/訳
  • 「黒い方程式」石持浅海 ※「冷たい方程式」トリビュート
  • 「アスコット・タイ事件」ロバート・L・フィッシュ 日暮雅通/訳
  • 「T坂のベーグル事件」村崎友 ※アスコット・タイ事件」トリビュート

これだけでも圧巻だが、さらに、阿刀田高×石川喬司×都筑道夫の座談会「短篇ミステリの娯しみ」再録、ミステリマガジン年間ベストを語る座談会、私の好きな短篇ベスト3企画など、ミステリマガジンならではの充実した企画には痺れた。
まさに、「特別増大号」の名にふさわしい内容だと思う。2,800円分の価値は十分にあると確信している。
SFマガジンの特集は、恒例の「英米SF受賞作特集」。主要SF賞受賞作4篇の他、ヒューゴー/ネビュラ歴代受賞作リスト、受賞長篇レビュウなど、充実の内容。
受賞作として掲載されている作家たち、ピーター・ワッツ、キジ・ジョンスン、カレン・ジョイ・ファウラー、ジェイムズ・モロウは、SFマガジンでも馴染みが薄く、初登場だったり、十数年ぶりに登場の面々だ。それだけにとっつきにくい感じもあるが、こういう特集でもなければ、目に触れなかったかもしれないので、それはそれで興味深い。受賞の背景などと重ね合わせながら、じっくり読んでいこうと思っている。
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