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精緻で極上。「瞳の奥の秘密」は大人のミステリー&ラブロマンスだ!

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アカデミー賞最優秀外国語映画賞はダテじゃない。

こういった映画系サイトを初め、各所で評判が抜群なので、期待して見に行ったが、その期待を上回る佳作だった。今年見た映画の中でもベスト5に入る逸品だと思う。
定年退職した元検事が25年前の事件を小説にするという展開、それも、かつての上司だった女性のもとを訪れ、小説の構想を吐露していくという展開は、最初少しだけ違和感があった。しかし、それはすぐに氷解する。これは実に巧妙なミステリーであり、かつ、上質のラブロマンスだ。
25年前の回想シーンを中心に、2つの時代を行き来する作品ながら、全く混乱なく物語にのめり込めるのは、脚本が練りに練られているからで、一分の隙もない。主人公のベンハミン、彼が恋心を抱き続けたイレーネ*1、アル中気味ながら愛おしくて愉快なベンハミンの同僚ハブロ。
この3人を軸に物語は展開し、犯人の登場でクライマックスを迎える。特に、イレーネとベンハミンが犯人を自白に追い込むシーンが圧巻。僕は思わず息を呑んだ。まさにこれも「瞳の奥の秘密」だと思った。
その後の展開は、まさにスリリングかつ衝撃的。途中「そりゃないだろ」と思ったシーンもあったが、回想シーン当時のアルゼンチンが「軍政」時代であったことを思い返し、納得。そして、そのあまりの理不尽さが、最後の最後で効いてくる。
繰り返す。これは実に精緻で極上な大人のミステリー&ラブロマンスだ。細かい仕掛けも随所に盛り込まれていたので、その全部を掴めている自信がない。是非もう1度見に行きたいと思っている。
超オススメ。

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*1:この女優が、25歳差の老若を見事に演じ分けており、実に魅力的!


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