餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

圧巻のG1連覇!8歳馬カンパニー、鮮やかすぎる有終の美。

スポンサーリンク

多くの言葉はいらない。今はただ、カンパニーの強さに酔いしれていたい。まさに、圧巻だった。
今が本当に充実しているのだろうし、これで引退というのが本当に勿体ない。レース前には、8歳馬がG1連覇できるものかという評価もあったけれど、そんな声を吹き飛ばすほどの圧勝劇。天皇賞は、ウオッカの伏兵扱いだったけれど、今度は、堂々と主役を張っての勝利。誰にも文句は言わせない。完璧な有終の美だ。
今改めてカンパニーの戦績を見直してみると、胸が熱くなってくる。

若い頃から、重賞はいくつも勝っていたが、後方一気の競馬が災いして、ことG1になると一息足りないレースを繰り返していた。
しかし、鞍上がノリに変わって以降、カンパニーは生まれ変わる。初戦の中山記念は、あっと驚く先行策で圧勝。続くマイラーズカップも勝った。さぁ安田記念はもらった!と思っていたところ、右目の外傷で痛恨の回避。この時は、7歳という年齢もあり、引退もあり得るかと思った。しかし、カンパニーはまだまだ終わっていなかったのだ。
8歳になっても、再び中山記念を先行抜け出しで完勝。マイラーズカップもクビ差2着と健在を示した。今年こそ悲願のG1制覇もあり得る状況だったけれど、どうしても解決できない問題があった。G2だと引ける内枠が、なぜかG1になると全く引けないことだった。内枠でじっと脚をためることができ、かつ、馬群も気にしない新生カンパニーにとって、外枠はマイナスにしかならない。不本意な競馬を強いられて、G1となると4着地獄を繰り返した。気がつけば、いつしか8歳の秋…流石に厳しいか、と僕も思い始めていた。
ところが、それは大きな誤りだったのだ。
そんな先入観をあざ笑うかのように、またしてもカンパニーは再生する。この秋は、鞍上の勢いに加え、待望の内枠を引き続けた。これまでの不運が一気に反転したかのような展開だ。盾でウオッカを撃破した馬が、絶好の内枠を引いた以上、今回も負けるわけにいかなかったろう。
そして、本当に堂々たる勝利だった。
奇しくも、鞍上の横山典弘にとって、このマイルチャンピオンシップ制覇が今年の100勝目。記念の勝利をこんな素晴らしい舞台で飾るノリも見事だ。脂の乗りきった鞍上と馬。まさに人馬一体の勝利だった。
カンパニーは、今後、社台SSでの種牡馬生活が待っているけれど、自身同様、息の長い産駒が出てきてくれることを願いたい。本当に本当にお疲れさま。


マラソン・ジョギングランキングへ