餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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黒苺よ拗ねないで

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昨晩。
外出先から帰路に向かう電車の中で、僕はT-01Aを弄んでいた。まだ入手したてということもあり、何から何まで愉しい。導入したアプリの動作を、タップしながら確認しつつ、ふと車内に目を向けると、とあるスマホ情景を目撃した。
僕は、車内でスマホ情景を目撃した時は、必ずその場でメモしておくことにしている。そうしないと、週末*1までの間に絶対忘れるからだ。
とっさのメモとなれば、BlackBerry Boldの出番だった。こういった場合においては、こと、BBBの機動性とキーボードに優るものはない。いくらT-01Aが楽しくても、T-01A単体入力でのメモ取りなど、現時点(の僕のスキル)では論外だし、いくらか慣れたとしても、僕はきっとBBBを使うと思う。
ということで、腰のホルスターからBBBを抜き取り、画面ロックを解除…しようとしたのだけれど、どのボタンを押しても反応しなくなってしまった。まさに完全フリーズ。何と言うことだ。これまでBlackBerryを半年以上使っていて、この状態のまま動かなくなってしまったことはなかったから驚いた。
悪戦苦闘したものの、結局無反応状態は変わらなかったため、僕は最終手段の電池抜きを行うこととした。
バッテリドアを外し、電池を抜いて、ブラックアウト。赤ランプ点灯ののち、しばらく待って、白い画面。ここで延々と待たされるのはいつものことだから慣れていた。白い画面の中を延々と、時計のようなアイコンが回るのを見ながら、僕は、「今日はちょっと長いなぁ」と思っていた。しかし、この時はまだそれほど焦っていなかったのだ。
1駅。2駅。僕が時計アイコンを見ている間に、電車は次々と進んでいく。3駅目になってもまだ、白い画面の中ではアイコンが回っていた。この段階になって、僕は相当焦った。いくらBBBが再起動に時間のかかる端末とはいえ、これはかかりすぎだろう。電池を抜いてからというもの、すでに10分近の時間が経過している。あり得ない。
僕は、もう一度電池を抜くかどうか迷った。再起動に成功しない理由が「フリーズ中に無理矢理電池を抜いてしまったため」であれば、もう1度電池を抜くことにより、事態は悪化してしまうかもしれないと思ったからだ。
僕は祈った。BBBを信じた。これまで、再起動に時間がかかった時やホワイトアウトした時も、じっと信じて待っていれば、何度も復活してくれた。NY帰りに紛失し、完全に消えたと思った時でさえ、還ってきてくれた。それほどの端末。注いできた愛が違う。絆が違う。頼む、復活してくれ。
そんな思いが通じたかのように、アイコンが点滅。ほどなく、ホーム画面が表示された。待ち続けた甲斐があった。それでこそ僕の愛するBBBだ。僕は思わずほっとして、BBBを握りしめた。
と。ここで僕はようやく得心した。これは僕の黒苺が拗ねていたに違いないと。新しい端末を購入すると、それまで使っていた端末が「拗ねて調子が悪くなる」というのは、よく聞く話だ。あり得ないと思う人もいるだろうけれど、僕は、経験則上、何度もそれを経験している。今回、BBBの場合は半年溺愛し続けたので、特に拗ね方が激しかったのではなかろうか。
馬鹿馬鹿しいと思われても構わない。妄想だと笑われても構わない。僕はそう信じているのだ。

*1:「今週見かけたスマートフォン情景」のエントリーを書く頃。


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