餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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消されたヘッドライン

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チラシを入手した時から、見たかった映画。
ただ、ロードショー公開時はタイミングが合わず、見ることができなかった。先日行ったNY行き機内での映画メニューにあったので、嬉しくなり、離陸後すぐに観賞。

チラシのコピーには、以下のように書かれている。
「これはネタじゃない、事件だ。」
何の関係もない2つの殺人事件がひとつの糸で結ばれた時、”現在アメリカ最大の闇”がその姿を現す
アメリカ、ワシントンD.C.を舞台にした、巨大権力VS.新聞社という争い。サスペンスフルで、いかにも面白そうではないか。こういった映画は好きなので、大いに期待して見た。しかし…。(以下、ネタバレなしに感想をつらつらと。)
個人的にはちょっとイマイチだった。
いや、面白いと思うところも多々あったのだけれど、どうにも、全体を等しての印象が希薄なのだ。今、こうやって感想を思いだそうとしても、もう細部が思い出せない始末だった。
謎が多くてサスペンス要素は満載。いくつもの人間ドラマが絡み合っているし、二転三転する展開も悪くない。しかし、どうにも詰め込みすぎのような気がする。スピード感と意外性溢れるストーリーは確かに見事だと思うけれど、展開の急変を理解しようとしているうちに、さらに激変してしまってついていけない、そんな感覚。
頭の回転が速い人であれば、パズルを解くようにするすると物語が頭の中に流れ込んできて、きっと面白くてたまらない映画なのではないかと思う。しかし僕は、物事をいったん受け止めて、じっくり咀嚼しながら取り組んでいくタチなので、パズルのピースがすぐに噛みあわない。よく言えば慎重派なのだけれど、要は、鈍いのだ。
この映画が、イギリスBBCのサスペンスドラマをリメイクしたものという背景を知ると、ちょっと納得。確かに、テレビドラマ的な要素がたっぷりだった。僕は「24」が大好きなのだけれど、例えば、あの24時間を2時間に凝縮して見せられた感じ、というと僕の感じた印象がわかっていただけるだろうか。


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