餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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「SFマガジン」&「ミステリマガジン」2009年10月号

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昨晩、枕元でSFマガジンのバックナンバーをつらつらと読んでいたら、最新号のエントリーをアップしていないことに気がついた。もちろんいつものように、発売日である25日に購入していたのだけれど、その頃、はてなを休止中だったので、エントリーも書かなかったのだ。
ということで、今更だけれど、ご紹介(^^;


「SFマガジン」&「ミステリマガジン」(早川書房)2009年10月号

10月号のSFマガジンは、神林長平、谷甲州、野阿梓の「デビュー30周年記念特集」だった。そうかぁ、もうデビューからもう30年も経つのかぁと非常に感慨深かった。
デビューの瞬間は、僕はまだSFMの読者ではなかったので、リアルタイムでの記憶はないのだけれど、バックナンバーなどで後追いしたから、野阿梓と神林長平が同期であることは認識していた。ともに「第5回ハヤカワSFコンテスト出身」だからだ。この時は、野阿梓が「花狩人」(これは傑作!)で入選第1席。神林長平は「狐と踊れ」(素晴らしい!)で、佳作の受賞だった。
その後、神林長平はSF界の王道を進み、今や第一人者とも言える存在になったのだけれど、野阿梓は別の方向(やおい系)に行ってしまったので、かなり30年の道程は異なる。しかし、今こうやって競演するとなんだかとても感慨深い。野阿梓の新作がSFMに載るのは、なんと10年ぶりだ。
そして谷甲州。そもそも同期だったということにちょっと驚いた。思えばもとは名字がなく、単に「甲州」というインパクトのあるペンネームだった。今はなき「奇想天外」誌出身。第2回奇想天外新人賞の佳作受賞者だ。この新人賞の第1回(1977年)受賞者には、あの新井素子がいる。ということは、新井素子はデビュー32周年になるわけか。ちょっと衝撃。
ミステリマガジンは、「ジェフリー・ディーヴァー」の個人特集。短編4編に加え、エッセイ、詩、資料と研究など、非常に豪華な内容。短編は、どれもツイストの効いた、キレのいい作品ばかり。流石、人気作家だなぁということを改めて実感した。


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