餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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日本ダービー【東京優駿】

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週半ばの豪雨で、馬場状態がどうなることかと思ったけれど、今朝時点で稍重。再び雨が降り出すのは夕方の見込みとなっているので、どうやらこれ以上の馬場悪化はなさそうだ。
前哨戦や、有力馬の全レースを一通りみてみたけれど、心はまだまとまらない。ということで、全馬を整理して、考えてみることにした。
1.ロジユニヴァース:
皐月賞時点では、この馬が「1強」だった。その皐月賞で、特に不利は見られなかったのに惨敗してしまったのは、精神的なものが原因のような気がする。中間の状況をみても、完全に立ち直ったとは言えないのに、人気だけは高い。見送るのが賢明だけれど、鞍上ノリだけに応援したい気持ちもあり…。評価保留。

2.アプレザンレーヴ:
青葉賞の勝ち方にそれほど僕はインパクトを受けなかった。だから、最初は切るつもりだった。ただ、セイウンワンダーにも乗れた筈の内田博幸が選んだという点がどうにも気になる。父シンボリクリスエスも青葉賞を勝って、ダービー2着。ここは一応押さえておく。連下。

3.フィフスペトル:
実績馬ではあるけれど、距離が伸びるにつれて着順も落ちている。流石にここは距離が長いだろう。鞍上は名手アンカツだけれど、アンカツが乗れば何でも走るというわけではない。今週はお休みの週とみた。無印。

4.トップカミング:
シンザン記念、共同通信杯、若葉S、青葉賞で全て3着。こういったタイプは、距離や相手関係と関係なく走るから、ダービーでも3着という可能性はあり得る。ただ、この馬を買うならば、他に買いたい馬が沢山いる。「あり得る」という要素だけで買いたくない。無印。

5.マッハヴェロシティ:
共同通信杯では、直線でいったん先頭に立つも、一気に3頭に交わされて4着。ちょっと力不足かとも思ったが、青葉賞で2着に入り、優先権を確保した。もしかすると、ゆったりした距離の方がよいのかもしれない。乗りに乗るマンカフェ産駒であり、今やメインレースでこそ強い大先生鞍上ならば、押さえておくべき。連下。

6.ケイアイライジン:
プリンシパルSの勝ち馬。ただ、あのレースは、本命馬アントニオバローズの油断と、大先生の好騎乗に恵まれた感があった。折り合いの難しい馬だけに、乗り変わりもプラスとは思えない。無印。

7.ナカヤマフェスタ:
馬名とはうらはらに、東京で2戦2勝。重賞勝ちもある。皐月賞は8着惨敗だったけれど、休み明けだったし、先行勢の中では最上位に踏ん張った。「得意の東京」「叩き2戦目」で条件は一気に好転。鞍上蛯名もいつしか40歳。ダービーを勝っておかしくない年齢だ。本命候補。

8.ブレイクランアウト:
NHKマイルCの惨敗は謎。ただ、その他のレースは全てれっきとした敗因がある。いちょうSは、岩田の完全な乗りミス*1、東京スポーツ賞と朝日杯は武豊お得意の「大外ブン回し届かず」パターン。特に朝日杯などは、怪我をした右手が完治しておらず、左手一本の騎乗。むしろあれで3着にきたことを評価したい。共同通信杯のように乗れれば、ここでも十分勝負になる。本命候補。

9.ジョーカプチーノ:
父マンハッタンカフェ×フサイチコンコルドだから、単なる短距離馬とは思えない。人気薄が味方したとはいえ、NHKマイルCの勝ち方は圧巻だった。初のダービーとなる鞍上だけに、前走ほど冷静に乗れるのかどうか気になるけれど、既にG1ジョッキーなのだし、最近の若者は大丈夫なのかもしれない。押さえは必要。△

10.アントニオバローズ:
プリンシパルSで圧勝できないようでは、ここでは勝負にならないと考えるのが自然。ただ、角田の自信ありげなコメントがどうにもひっかかる。これも波にのるマンカフェ産駒であり、母の父はキングマンボだから大舞台向き。どうにも不気味なので、やっぱり消せなかった。連下。

11.セイウンワンダー:
朝日杯馬であり、皐月賞の3着馬。内田にはフラれてしまったが、福永ならば一見悪くない。ただ、牝馬が似合う優男の福永には、ちょっと合わない馬のような気がする。豪腕岩田、内田が力尽くで御してきた感があるだけに、ここでの乗り変わりはマイナスではないか。人気でもあることだし、無印で攻める。

12.リーチザクラウン:
皐月賞の敗因は「逃げられなかった」こと。これに尽きる。今度は陣営も行かせる気満々だし、他に行きそうな馬の鞍上は若手ばかりなので、武豊が気合を入れて逃げを主張すれば、単騎逃げは十分見込める気がする。ならば勿論チャンス。今年の武豊に以前の面影はもうないけれど、史上屈指のダービー男。この舞台で評価を落とす理由にはならない。有力。

13.シェーンヴァルト:
皐月賞4着馬であり、重賞勝ち馬。ジャングルポケット産駒だけに、東京の舞台も向く。人気の盲点になっている感があるので、狙いたい1頭なのだけれど、ここまで手を広げるとちょっときつい。泣く泣く無印。

14.ゴールデンチケット:
皐月賞では軽快に逃げていたが、4角では既に脚がなかった印象。今度は距離がきついのではなかろうか。逃げ馬だけに、マイペースの単騎逃げに持ち込めれば、ノーチャンスではないだろうけれど、武豊がそれを許さない筈。無印でいい。

15.アーリーロブスト:
一応、重賞の京成杯勝ち馬ではあるけれど、鞍上福永の好騎乗によるものも大きい。弥生賞惨敗、皐月賞大惨敗で底は見えた感があるし、福永にもあっさり捨てられ、鞍上は大弱化。三浦皇成だけに話題になるのだろうが、話題の要素だけで馬券は買えない。無印。

16.トライアンフマーチ:
皐月賞は展開に恵まれた感もあるので、本音を言えば切りたかった。ただ、未だ底を見せていない印象があるし、G1で外枠を引いた時の武幸四郎は恐い。ここはやっぱり押さえておこう。連下。

17.アイアンルック:
NHKマイルCでは不利もあったし、経験も浅かった。ここまで人気が落ちれば狙い目という気がしないでもない。最後方から行きそうな要素たっぷり*2で、展開が嵌ればもしかして…という思いもある。ただ、「アドマイヤボス×ヘクタープロテクター」の血統では、やっぱり底力が足りない気がして仕方がない。無印。

18.アンライバルド :
「3強の3番手」から、一気に「1強」に。父も兄もダービー馬なのだから、距離に関しては何の問題もない。馬混みを嫌がるだけに、大外もプラスだろう。皐月賞で見せた「あまりに切れすぎる脚」の使いどころが、東京では難しい気がしないでもないが、杞憂の可能性も大。もちろん本命候補。

結論。
本命候補は3頭。無難にいくならアンライバルドなのだろう。しかし、それでは面白くないので、ブレイクランアウトで攻める。鞍上の乗りミスなどが続いて、戦績は冴えないけれど、その末脚は天下一品だ。武豊が、骨折が「治ってない」にも関わらず、朝日杯で乗りたがったほどの素質を信じたい。今回、その武豊には捨てられてしまったけれど、藤田ならば、中団で息を潜めて、直線で抜け出す競馬が出来る。あっと驚く展開に期待。
対抗も捻る。ナカヤマフェスタだ。東京スポーツ賞2歳Sでは、人気薄の利があったとはいえ、ブレイクランアウトを押さえ込んでいるし、皐月賞は、休み明けながら先行していい粘りを見せていた。陣営の狙いは、もとよりダービーにあったことは明白。思ったより人気にもなっていないので、ここは狙い。
まとめて交わせば、もちろんアンライバルド。この馬に勝たれたら、しょうがないと諦めよう。リーチザクラウンも大いに気になったが、4番手まで。
人気薄馬から勝負するので、馬券は手広く。連下候補だった馬は全ておさえることにした。
◎ブレイクランアウト
○ナカヤマフェスタ
▲アンライバルド
★リーチザクラウン
△アプレザンレーヴ、マッハヴェロシティ、ジョーカプチーノ、アントニオバローズ、トライアンフマーチ
評価保留したロジユニヴァースは…予想としては無印に。ノリのダービー制覇は僕の夢なので、別途単勝馬券だけを買う。

追記(13:00)
東京競馬場は雨が結構降ってきている。予報よりも早まったのか。となると、本番は重という可能性も…。極端な重馬場になると、切れ味勝負のブレイクランアウトにとってはマイナスなので、馬場状態によっては、ナカヤマフェスタ本命に切り替えるかも。
追記(14:10)
うわっ、不良になった。ブレイクアウトは重馬場もこなせる筈の血統だけれど、脚質的、相対的にプラスでないことは確か。ナカヤマフェスタからの馬券を手厚くしよう…。気になるのは、これでロジユニヴァース逆襲の目が出てきたかも、ということ。うーん。

*1:直線で完全に包まれ、いったん最後方まで下がった。その後、怒濤の末脚で追い込むも4着。陣営は、これに怒って、次走から武豊に乗り変わり。

*2:リーチザクラウンと同厩舎であることや、騎手の性格、枠順など。


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