餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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オークス

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女王ブエナビスタは確かに強い。戦績的には完璧だ。5戦4勝、G1では2戦2勝。牝馬同士では無敗だし、「伝説の新馬戦」で、皐月賞馬アンライバルドと、きさらぎ賞馬のリーチザクラウンに負けただけ。僕は、桜花賞直後には、オークスもこの馬で決まりだろうと思った。何より、絶対能力が違いすぎるだろうと。
ただ、これまでのレースを見直してみるうちに、少し考えが変わってきた。
ブエナビスタの強さは、直線に入ってからの、ズバ抜けた瞬発力だ。ただ、桜花賞では、阪神JFほどの圧巻ぶりは感じなかった。確かに、レッドディザイアをねじ伏せたものの、驚異的な外差し馬場が味方したようにも見えた。
加えて、桜花賞後、アンカツが各誌の取材で「(オークスでは)レッドディザイアが恐い」と言っているのがどうにも気になる。桜花賞前の、どうやっても勝てるというような自信ぶりとは違うようなムードなのだ。これは僕の勝手な妄想なのだけれど、アンカツは、ブエナビスタの成長力や距離適性に、絶対の自信が持てていないのではなかろうか。だから、傍目には着差以上の圧勝に見えた桜花賞も、実は「着差通りの」力差であるのかもしれない。
加えて、初の東京中距離というレースに不安も感じる。陣営は、距離が伸びていいと言っているけれど、これまでの勝ち星がマイルのみというのは絶対的な事実だ。マイルの瞬発力勝負だけで勝利を積み重ねているだけに、外差しの瞬発力が効かない今年の東京で、同様の戦法が通用するかどうかは、甚だ不安に思えてきた。もちろん、この時期の牝馬戦なら、絶対能力の高さでカバーは可能だし、アンカツがいつもより前目の競馬を意識する可能性もある。しかし、未知な要素を多分に含むレースで、これまでのように絶対的な信頼がおけるものだろうか。馬場悪化の可能性も残るので、瞬発力を生かし切れない場合、万が一の取りこぼしがあり得るとみた。
ならばレッドディザイアか。しかし、この馬も、後方からの競馬しか経験していない。2枠3番というのは、一見好枠だけれど、四位だと無理矢理前に行かせる競馬はしない筈で、ヘタをすると、いったん下げて大外回しということもあり得る。打倒ブエナビスタが念頭にありすぎると、却って危険な気がしないでもない。
ということで、本命はジェルミナル。
G1ではどうにも一歩足りない印象だけれど、こういった馬が、逆に距離が伸びたオークスで頭角を現すのを、僕は何度も見てきた。戦績もローテーションも、2年前のローブデコルテに酷似。枠順が外過ぎるのはちょっと気になるけれど、馬場悪化により、そのマイナスは帳消しにできそうな感。平成のオークス男(この5年間で3勝!)福永が、先団馬群の真ん中から突き抜けてくるとみた。
ジェルミナルの単。
相手はもちろんブエナビスタだが、ダノンベルベールが特注。桜花賞は、外伸び馬場で最悪の1番枠に加えて、輸送やフケの影響も大きかったようだ。「クイーンC好走⇒桜花賞惨敗⇒オークス逆襲」は、かつて何度も見てきた黄金パターン。中間の馬体回復に手間取った感は否めず、調教後の馬体重も前走比+3kgというところに不安が残るため、強気に押せないが、底力で何とかできる可能性はある。東京得意で先行できる脚もあるのに、ここまで人気が落ちるなら、多少の不安説を差し引いても買いたい。
以下、無難にレッドディザイア、ディアジーナに加えて、本番向きの血統&鞍上で人気薄が魅力のワイドサファイアと、未知の魅力を残すデリキットピースまで。
馬券は◎→○馬単が大本戦。○→◎ももちろん押さえる。以下、◎○2頭軸マルチ3連単を買う。パドックで、▲の復調が十分確認できたら、▲-◎○の馬単マルチも押さえたい。
◎ジェルミナル
○ブエナビスタ
▲ダノンベルベール
△レッドディザイア、ディアジーナ、ワイドサファイア、デリキットピース


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