大混戦を制した、隠れステイヤーの血脈。
超伏兵マイネルキッツ、初物づくし*1で淀の盾をゲット!
着 |
印 |
馬名 |
性齢 |
騎手 |
タイム |
着差 |
人気 |
1 |
◎ |
マイネルキッツ |
牡6 |
松岡正海 |
3.14.4 |
12 |
2 |
▲ |
アルナスライン |
牡5 |
蛯名正義 |
3.14.4 |
クビ |
4 |
3 |
△ |
ドリームジャーニー |
牡5 |
池添謙一 |
3.14.7 |
1 3/4 |
5 |
スタートから、意外な展開となった。大逃げすると思われたテイエムプリキュアが早々に脱落。1週目から11秒台が続く激しい流れとなり、先頭馬も、テイエムプリキュア⇒シルクフェイマス⇒ホクトスルタンと、めまぐるしく変わった。
このあたりまでは、僕もまだゆったりと画面を眺めていたのだけれど、坂の頂上を越えたあたりから、僕の目は画面に釘付けになった。
それまで、中団より後ろにいた筈の、僕の本命馬マイネルキッツが、坂の下りからぐんぐんと順位を上げ、いつの間にか先頭集団にとりついていたからだ。4角を回るや否や、必ず内があく京都外回り
*2の特性を生かして、一気に突き抜けて先頭。流石は「内差し」の松岡だ。狙い澄ましていたとしか思えない。すぐ後ろにアルナスラインが迫ってきたけれど、交わせない。交わさせない。渾身の左ムチを連打して、最後の最後まで凌ぎきった。会心の勝利ではあるまいか。
3着に突っ込んできたドリームジャーニー、内から伸びたサンライズマックスも含め、結果的には、坂の下りからの瞬発力比べになり、仕掛けどころが完璧だったマイネルキッツが抜け出た形。
アサクサキングスやスクリーンヒーローは、向こう正面で先頭集団の直後におり、坂の上りでは、どちらも先頭にとりつく勢いだったけれど、結果、そこからずるずると下がってしまった。ちょっと意外。展開が向かなかったということも大きいが、負けすぎの感もある。
アサクサキングスは、前走で激走した反動か、あるいは、ピークを越えてしまったのかもしれない。やはりまだまだG1では信用できない馬ということか。スクリーンヒーローは、上がりが37.7も掛かっており、完全にスタミナ切れの印象。