今月のSFマガジンは、恒例となりつつある、スプロール・フィクション特集の第5弾。そして、ミステリマガジンは、昨年大晦日に亡くなったウェストレイクの追悼特集だった。
最初に、《SFマガジン恒例となりつつあるスプロール・フィクション特集》と書いたけれど、実を言うと、僕は未だにこの特集の意味がよくわかっていない。居並ぶ作家も、知らない名前ばかりだ。
目次の惹句によれば、「これまでのジャンルにとらわれずに書かれた、新しい海外小説の流れを紹介する特集」とある。ただ、僕はこれまでのSFジャンルを読み込めてもいないので、何が新しいかと言われてもピンと来なかったりする。もう、20年以上もSFマガジンを読んでいるというのに。情けない限りだ。
ミステリマガジンは、悪党パーカーシリーズなどで名高いウェストレイクの追悼特集。先月はSFマガジンで追悼特集だと思ったら、今度はミステリマガジン。
そして、SFマガジンの次号予告を見たら、また追悼特集が…。本当に、最近は追悼ばかりで切ないなぁ。
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