今使っているRICOH R8に、全く不満はない。とても満足している。
何より、そのコンパクトな筐体がいい。黒くて精悍なデザインがいい。性能も文句ない。画質、広角、マクロ、ズーム。どれをとっても、僕の利用範囲では、存分にその能力を発揮してくれている。室内撮影*1や、ちょっとしたスナップ用としては、実に申し分ない。僕のスキルが不足しているために、その素晴らしさを伝え切れていないのが、もどかしいほどだ。
その商品が素晴らしいばかりでなく、サポートも完璧なので、まだまだ、このデジカメを使い続けていくことは間違いない。ただ、競馬場や旅行に出かけた際は、少しだけ違う思いを抱くことがあった。
超望遠のカメラが欲しいという思いだ。
RICOH R8にも7.1倍のズームが搭載されており、あのコンパクトな筐体から考えれば、十分過ぎると言える。ただ、旅行先などでは、さらに望遠の撮影をしたい場合があったので、超望遠のデジカメは、いつか買おうと夢見ていた。
つい最近までの考えとしては、26倍ズームのオリンパスSP-590UZか、24倍ズームのニコンCOOLPIX P90の2択だった。倍率は高い方が良いに決まっているので、記録媒体に不満*2を感じながらも、SP-590UZに傾きかけていたところだった。
ところが、GIGAZINEのこの記事をみて、僕は吹っ飛んでしまった。
うぉぉぉぉーーっ。何なんだ、このパノラマ機能の素晴らしさは。あまりの感動で、しばし絶句。デジタルカメラで、いとも簡単に、こんなことができるようになったとは。
慌ててプレスリリースも確認。
リリース内容を耽読すると、このデジカメには、衝撃のスイングパノラマ機能以外にも、秒間10枚の高速連写やフルハイビジョン動画撮影といった魅惑的な機能が加わっていることがわかった。
望遠機能については20倍にとどまっているので、前述のSP-590UZやCOOLPIX P90に比べて1枚落ちとなってしまうが、それを補って余りある魅力が、このDSC-HX1には備わっていると思う。
むしろ、これだけの機能を備えながら、「20倍の超望遠撮影もできる」という点で、僕の心は、既にDSC-HX1の一択だ。
発売日の4月24日が、今から待ち遠しい。