餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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弥生賞

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特別登録の時点では、東西の主要な重賞勝ち馬が6頭も揃い踏みしており、実に豪華なメンバーだなぁとワクワクしていた。しかし、木曜の時点で、フィフスペトルとナカヤマフェスタが回避、さらに昨日の朝になってアントニオバローズまで出走取り消しに。頭数も10頭立てと寂しく、一気に馬券的興味は薄れてしまった。
しかし、このレースが、クラシックに繋がる重要な位置づけを持っていることは変わらない。格からいけば朝日杯馬のセイウンワンダーなのだろうけれど、あのレースの格がそれほど重要ではないことを、過去の歴史は物語っている。
本命はもちろんロジユニヴァース。
これまでの3戦はどれも見事だったけれど、中でも圧巻は前走のラジオNIKKEI杯2歳Sだ。3ヶ月ぶりで、さらに10kg増(新馬からは36kg増!)という馬体で、悠々とリーチザクラウンの2番手を追走し、直線ではあっという間に4馬身突き放した。子供扱いしたリーチザクラウンが、きさらぎ賞で圧勝していることから考えても、その実力は歴然だ。
鞍上は横山典弘。やんちゃで破天荒な騎乗が売り物だったノリも、いつしかもう41歳。もともと天才肌の名手ではあったけれど、最近は、その技術に磨きがかかってきている。昨年から重賞を勝ちまくっている上に、今年に入ってからはリーディングもひた走っている。
G1「以外の」重賞では勝ちまくっているのに、ことG1になると2着ばかりということで、その勝負弱さを指摘する声もある。しかし、ちょっと待って欲しい。そういった人は、2着の内容をちゃんと見ているのだろうか。確かに、人気で負けるケースもあるけれど、そういった例よりも「力量不足の馬を、腕で2着に持ってきた」例の方が圧倒的に多いのだ。
特に武豊は天敵で、お手馬を奪われるケースや、ゴール直前で差しきられるケースなどが多く、これまで本当に苦しめられてきた。しかし、昨年あたりから武豊のオーラが弱っており、さらに、ノリ自身のバイオリズムが最高な今なら、G1制覇も夢ではないと信じている。そして、それだけのことをなし得る有力馬も得た。今年は本当にチャンスだ。悲願のダービー制覇まで突っ走ってもらうためにも、こんなところで負けてもらっては困る。
相手はもちろんセイウンワンダー。ここ2戦、追い込み競馬が続いており、一見不利に見えるけれど、この少頭数ならば紛れは少ない。母父SSだけに、勝負強さと爆発力には、血統の裏付けがある。ロジユニヴァースが、万一足下をすくわれるとすれば、この馬以外には考えられない。
3着候補まで含めれば、穴は色々考えられるけれど、紛れが多そうな割に配当もつかないので、手を広げず、この2頭に絞って勝負。
馬券は、◎→○馬単を厚めに、抑えで○→◎の馬単を少々。
◎ロジユニヴァース
○セイウンワンダー


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