スティング

映画史上に残る、名作中の名作。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの華麗なる競演。詐欺師たちが織りなす、壮大な「騙し」の物語。
観賞前の予備知識はそれぐらいで、恥ずかしながら、それ以上のことはよくわかっていなかった。1973年の作品なので、今更見ると古すぎるんじゃないかとも思った。しかし、映画が始まってわずか5分といったところで大きな衝撃を受け、それから先は、あれよあれよという間にぐいぐい引き込まれてしまった。
途中で何度唸ったろう、何度驚いたろう。あのラストにはもちろん痺れたけれど、随所に張り巡らされた仕掛けも実に秀抜で、実に爽快なひとときを過ごすことができた。土曜の朝からこういった素晴らしい作品を見ると、何だかこれからの週末を有意義に過ごせそうな気がする。
僕は、最近映画にのめり込むようになったので、不朽の名作と呼ばれる作品をまだ殆ど見ていない。非常に恥ずかしいことではあるけれど、裏を返せば「宝の山をまだ掘り出していない」とも言える。僕にとっては、そういった素晴らしい宝がよりどりみどりなのだから、本当にワクワクして仕方がない。
この流れ（？）だと、次はやっばり「明日に向って撃て！」かなぁ…。