餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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28週後…

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年末年始の休暇時に見た「28日後…」の続編。
レンタルDVDで観賞し、そのヘビーな内容にノックアウトされてしまった。今晩は、夢でうなされるかもしれない。
傑作か駄作かと問われれば、傑作と云える作品だと思う。ただ、観賞中のやりきれなさと気持ち悪さは言葉に言い表せないほどで、前作のような後味の良さもない。感動を求める人には勧められない映画だし、全編を見通すと、かなりの精神的なダメージを受ける可能性があるので、覚悟が必要だ。
舞台は、RAGEウイルスの発生28日後で壊滅したロンドン。あの時から28週がたち、NATOの保護下で、ロンドンは復興に向かおうとしていた。
しかし…。
僕は、ウィルスの影響で凶暴化し、血を吐きながら人類を遅うゾンビ(感染者)たちの姿よりも、その感染者たちの全員殺戮に動く軍隊の方がよほど恐かった。感染者とはいえ、姿は人間のままなので、銃撃時には区別がつけにくい。となると…。今思い出しても震えてくるほど、恐ろしい。
主役というべき一家の行動に感情移入しにくいというのも悩ましかった。父親、娘、息子。この3人のエゴイズムが、終息した筈の大災害に再び火を点け、しかも、最後の最後で、大変な結末に持ち込んでいる。あの建物が出てきた時、僕は「おぃおぃっ!」と突っ込みを入れたくなったほどだ。
全編を通して、音楽の使い方とロンドンの風景が見事なのは、唯一の救われる点だろうか。
なんだか不満ばかりになってしまったけれど、息つく間もない104分だったことは確かで、単なるゾンビ映画とは一線を画した壮大な作品であることは間違いない。
なにしろ《あの結末》だけに、続編ができるのは確実だろうと思っていたら、やはり 「28ヶ月後…」が企画されているようだ。まぁ、ここまでは想定内。
こうなったら、どんどんスケールを広げて、「28年後…」でも「28世紀後…」でもやってもらいたい。最後は「28光年後…」で銀河系消滅という展開を希望w

映画「28週後...」 オフィシャルサイト


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