餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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「SFマガジン」2009年2月号

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毎月、25日の発売日入手を目指しているのだけれど、今月は、2日も入手が遅れてしまった。仕事と忘年会の関係で書店の閉店時刻(22時)に間に合わなかったのである。痛恨…。
ただ、待ち侘びた分、入手時の嬉しさもひとしおだった。やはり、僕にとってこの雑誌は別格だ。


「SFマガジン」(早川書房)2009年2月号/友情出演(継続w「ミステリマガジン」

SFマガジンは、他の文芸誌とは異なり、発売月の翌々月が雑誌の月号になっている*1
だから、毎年12月の末に2月号が発売されるのだけれど、以前は、この2月号には特別な趣があった。SFマガジンは、1959年12月の創刊。だから、2月号は「周年記念号」になるのだ。
かつては、それを記念して、いつもの倍ぐらいの厚さの「特大号」が毎年発売されていた。僕はそれが本当に楽しみだったのだけれど、近年は、記念特大号を謳うことはなくなり、通常号と同じボリュームになってしまった。編集の苦労が倍増する割に売れないということだったのかもしれないけれど、ちょっと残念。
ここ数年は、日本作家特集が恒例になっている。今回は、俊英中心のラインナップで(僕にとっては)少し期待はずれの内容になったが、その中に蘇部健一の名前を見つけて驚いた。
知る人ぞ知る、超ド級のバカミステリ「六枚のとんかつ」の作者だ。数年前に買って読んだところ、あまりの酷さに唖然呆然。正直、本を破り捨てたくなった。いくらバカミスとはいえ、それはないだろという作品の連続だったからである。
もちろん、そういった作品を好きな人もいるだろうけれど、僕にとっては、文章もアイデアも論外で、もう一生読むまいと思っていた。
そんな作家に、まさかSFマガジンで会うことになろうとは…。
確かに、あのナンセンスぶりはSFの土壌で生かされるのかもしれない*2し、あの頃とは変わっている可能性もあるから、先入観で切り捨てるのは早計かもしれない。SFマガジンが認めた(?)作品なら、評価も変わってくるのかもしれない。
ということで、我慢して読んでみることにしたい。(前後編なので、ストレスが溜まらぬよう、来月まで待ってから読むつもり^^;)

*1:他の文芸誌は発売月の翌月が雑誌の月号。

*2:プロフィールによると、最近はSFに進出しているらしい。


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