(承前)
うにの魔力に嵌った僕は、常に、片時も手放せないほど惚れ込んでいる。それほどまでに、Universalは愛おしい。
ただ、悩ましいこともある。その大きさだ。何よりうにはデカイ。重量もかなりある。その上ケースをつけたら、ごつさ満点だ。
だから、Treoのように、簡単に腰へ装着すればいい、というわけにはいかない*1。いつも持ち歩くのは少し面倒だなぁ、と思っていたのだけれど、ある時、僕は、開眼する。
別に、外装にこだわることなんてないじゃないかと。
そう、Universalはクラムシェル筐体なのだから、シェルをたたんでしまえば、素のまま持ち歩いても、液晶にキズや汚れはつかない。この点が、他のスマホとは決定的に違う。
Treoやアドエス、EMONSTERといったスマホたちをそのままポケットに入れることに抵抗があるのは、何より、液晶が守られていない*2からだ。液晶保護付きのアルミケース等を装着するという手もあるのだけれど、そうすると、タッチスクリーンの魅力がスポイルされてしまう*3。
その点、クラムシェルならば。ポケットの中であろうと、鞄の中であろうと、気楽に、自由に放り込んで使い倒せる。これは大いに魅力だ。
W-ZERO3の登場以来、日本で発売されるスマホと言えば、スライド式のQwertyキーボードタイプが主流になっている。これはこれで悪くないけれど、どうしてそればかりになってしまうのだろう。正直、僕はちょっと食傷気味だ。
Willcom 03のように小型化を目指したものであれば、外面の液晶は必須なのかもしれない。また、X02HTのような機動力重視のストレート端末は、液晶、キーボードはともにむき出しでなければ意味がない。
しかし、ある程度の大きさを持ったスマホであれば、(スライド型ではなく)クラムシェルタイプという選択肢があってもいい筈だ。それなのに、なぜ、日本では発売されないのだろう。僕にはそれが疑問で仕方がない。
と、話がそれた。
Universalを使っていて愉しいのは、何より、そのシェルを開く時だ。開いて、抜群のキーボードが現れる快感はたまらない。だから、僕は時々意味もなく、何度もシェルを開いて回転させてみたりしている。
例によって、口の減らない後輩からは、「中途半端に蓋を斜めに開いてますけど、なんか意味があるんですか?」などと、嗤笑されたりするのだけれど、意味なんかなくたっていいじゃないか。僕はそれが愉しいのだから。
【関連】
「うに」の魔法にかけられて(その2)気楽で愉しいクラムシェル
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