餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

Nokia E90 Communicatorファーストインプレッション

スポンサーリンク

思えば2月20日のことだ。
「+J for S60」の登場で心が揺れているさなか、id:no61さんから「Sparco.comに、E90が600個くらい補充されている」という主旨の情報をいただき、早速訪れてみた。

E90 QWERTY SMARTPHONE GSM QUADBAND WCDMA 2100, NOKIA - E SERIES
販売価格は770ドル。最近は円高だから、8万円少々の換算価格となり、かなり魅惑的に感じた。もちろん、これでも決して安くはないけれど、日本のショップで買おうとすれば、品薄な上に、未だ12万超。しかし、Sparco.comなら、送料を入れても811ドル。関税が2,300円ほどかかるようだけれど、それでも合計9万を切る筈だ。これが買わずにいられようか。
ということで…そこから先は一本道だった。
本当は「赤」の方が欲しかったのだけれど、僕がSparco.comに注文した時点では、「赤」の在庫はなかった。「赤」は稀少でいつ入荷するかわからないという情報があったし、思い立ったが吉日ということで、僕は、迷わず注文に踏み切った。
まさか、その後すぐに「赤」が補充されると思わなかったので、それを知った時は少し悔しかったけれど、実物のmochaを受け取ってみて、これも渋くて悪くないなぁと思った。オトナの携帯という感じで、なかなか素敵だ。

第一印象は、「ちょっと大きいなぁ」と思った。このストレートフォルムだけを見ていると、この端末にあれほど魅力を感じることはなかっただろうと思う。

W-ZERO3[es]との比較。サイズ的にはかなり似ている。それでいて、液晶サイズなどは圧倒的に違う。この2台を(筐体を触らせずに)知らない人に比較させたら、[es]を選ぶ人が多いのではなかろうか。
しかし…。

いざ、キーボードを開いた後の印象は大逆転する筈だ。クラムシェルとスライドなので、勝負にならないのは歴然だけれど、ストレート状態との落差が著しいだけに、驚愕する。
※低価格で安心して使うことの出来る[es]と、高価格な上にマニアックな知識が要求されるE90を同列で論じることに意味がないのはわかっているけれど、わかりやすく確認するため、あえて比較させていただいた。

僕がとにかく惚れてしまったのは、クラムシェルの構造だ。「カチっ」という音をならして、完璧に液晶がこの角度で固定される。これが実に素晴らしい。りなざうもクラムシェルだけれど、この角度では固定できず、ぐらぐらしてしまう。

180度倒したところ。これも実にやさしく心地よく、倒して使うことができる。

クラムシェルの「完璧」開閉を実現してくれるカギとなるのが、このヒンジ。この部分が実に剛健で、そして、美しい。

キーボードも抜群。クリック感こそあまりないけれど、ヤワな部分は皆無で、キータッチは快適だ。

背面だって美しい。microSD挿入口(下部)にまで、造りの素晴らしさは徹底されている。

結論として言えることは、とにかく筐体の造りが抜群すぎるということだ。もともと定評があっただけに、期待はしていたけれど、その期待をも超える、圧倒的な質感。これは凄い。本当に凄い。これまで、僕が持っている端末中、最高の質感だと思っていたのはTreoだけれど、それを遙かに超える、まさに至上の質感。
流石、Nokiaのフラッグシップはダテじゃない。
まだ僕は、この端末を殆ど使いこなせていないのだけれど、この質感を味わえただけでも、十分に購入の価値があるのではないかと思うほどだ。
これが日本で「普通に」出たら、爆発的に売れると思うんだけれどなぁ…。


マラソン・ジョギングランキングへ