これが国際G1馬の底力。
アドマイヤムーン、低評価を覆すJC制覇!
着 | 枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | タイム | 着差 | 通過順 | 上3F | 人 |
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1 | 2 | 4 | アドマイヤムーン | 牡4 | 岩田康誠 | 57 | 2.24.7 | 05-05-06-04 | 33.9 | 5 | ||
2 | 1 | 2 | ○ | ポップロック | 牡6 | ペリエ | 57 | 2.24.7 | 頭 | 03-03-04-04 | 33.9 | 4 |
3 | 5 | 10 | ◎ | メイショウサムソン | 牡4 | 武豊 | 57 | 2.24.7 | クビ | 09-09-09-04 | 33.9 | 1 |
4 | 6 | 11 | △ | ウオッカ | 牝3 | 四位洋文 | 53 | 2.24.9 | 1 | 16-16-18-15 | 33.6 | 2 |
5 | 8 | 18 | デルタブルース | 牡6 | 川田将雅 | 57 | 2.25.1 | 11/4 | 06-05-05-04 | 34.4 | 14 | |
6 | 3 | 5 | チョウサン | 牡5 | 横山典弘 | 57 | 2.25.2 | クビ | 01-01-01-01 | 34.8 | 10 | |
7 | 4 | 7 | △ | ペイパルブル | 牡4 | ムーア | 57 | 2.25.5 | 2 | 16-16-13-11 | 34.3 | 9 |
8 | 4 | 8 | △ | アルティストロワイヤル | 牡6 | タラモ | 57 | 2.25.6 | 3/4 | 06-07-06-04 | 34.8 | 7 |
9 | 6 | 12 | △ | フサイチパンドラ | 牝4 | 藤田伸二 | 55 | 2.25.7 | クビ | 03-03-03-02 | 35.1 | 12 |
10 | 5 | 9 | インティライミ | 牡5 | 佐藤哲三 | 57 | 2.25.9 | 11/2 | 12-14-10-10 | 34.9 | 3 | |
11 | 8 | 16 | サデックス | 牡4 | ムンドリ | 57 | 2.25.9 | 頭 | 15-14-16-15 | 34.6 | 11 | |
12 | 1 | 1 | エリモハリアー | セ7 | 武幸四郎 | 57 | 2.26.0 | 1/2 | 16-16-13-11 | 34.9 | 16 | |
13 | 2 | 3 | コスモバルク | 牡6 | 松岡正海 | 57 | 2.26.1 | 3/4 | 02-02-02-02 | 35.5 | 13 | |
14 | 7 | 14 | ▲ | ドリームパスポート | 牡4 | 安藤勝己 | 57 | 2.26.2 | 1/2 | 11-12-16-15 | 34.9 | 6 |
15 | 7 | 15 | ローゼンクロイツ | 牡5 | 藤岡佑介 | 57 | 2.26.4 | 1 | 12-12-13-15 | 35.0 | 17 | |
16 | 7 | 13 | ヒラボクロイヤル | 牡3 | 後藤浩輝 | 55 | 2.27.2 | 5 | 08-08-06-04 | 36.4 | 18 | |
17 | 8 | 17 | ハリカナサス | 牡3 | ホランド | 55 | 2.27.7 | 3 | 09-10-10-11 | 36.6 | 15 | |
18 | 3 | 6 | ヴィクトリー | 牡3 | ルメール | 55 | 2.28.9 | 7 | 12-11-10-11 | 37.8 | 8 |
通過 35.6-47.9-60.1-72.8上り 71.9-59.1-46.5-34.3 平均 1F:12.06 / 3F:36.18
単勝 4 \1090
複勝 4 \240 / 2 \180 / 10 \110
枠連 1-2 \3530 (11)
馬連 02-04 \3660 (10)
ワイド 02-04 \830 (8)/ 04-10 \360 (4)/ 02-10 \230 (1)
馬単 04-02 \8100 (25)
3連複 02-04-10 \1450 (4/816)
3連単 04-02-10 \15980 (43/4896)
ウイニングランで戻ってきた岩田康誠が、何度も何度も腕を突き上げて、勝利を誇示していたのが実に印象的だった。馬上での叫び。そしてゴーグルを観客席に投げ込んで、さらにアピール。地下馬道に入り、検量室前で関係者の拍手を受けた時は、涙までも浮かべていた。何という激情。僕はこれまで、岩田騎手を割と冷静な騎手だと思っていたので*1、ちょっと驚いた。
それほどまでに、今回の勝利は嬉しかったのだろう。勝利インタビューで本人自ら言っていたように、東京競馬場での重賞制覇は、このJCが初めてだった。僕も予想で書いたけれど、これまでの岩田騎手は、東京競馬場では全く信頼がおけず、人気を裏切り続けていた。だから尚更この勝利が嬉しかったのだと思う。
今日は、枠順が良かったということもあるが、内枠でじっくりと脚をため、最後の最後で内から抜け出した。上位3頭の上がりは全て同じだから、最後は、道中の位置取りの差が明暗を分けたということではなかろうか。
武豊メイショウサムソンは、本来、アドマイヤムーンのような競馬をしたかった筈だ。それがあんなに大外を回ってしまっては、届く筈がない。終わってみれば、春にメイショウサムソンをねじ伏せている国際G1馬が、単勝10.9倍もつくなら、かなり美味しい馬券だったのかもしれない。それを「これだけ人気になっては全く妙味無し」などと書いている時点で、全く僕はダメだなぁ…orz
今日は、あっと驚く横山典弘チョウサンの逃げも良かった。直線に入る時点では「まさか残り目も?」とまで思ったほどの走りで、結局は6着に粘っているのだから、この作戦は大成功だったのではないか。昨日今日とノリは冴えており、来週から2週間休みというのは実に惜しい。
ウオッカは、あわや突き抜けるかというような脚で飛んできたが、最後の最後で止まって4着。「このメンバーで上がり最速で4着なら大健闘」という声が上がることは必至だろうけれど、最後方にいたのだから、上がり最速はそれほど評価できない。これでもまだ「ウオッカ>ダイワスカーレット」論が出てくるのであれば*2、僕は大いに反論したい気持ちだ。